デスク日誌

魂を込める

 新聞の見出しは、要点を分かりやすく正確に伝えるもの。ニュースに興味を持ってもらうために工夫する。忙しい読者には、見出しを見ただけでニュースが分かるようにする。面の担当者とデスクでやりとりしながら考える。あれこれ言い合っているうちに、伝えたいものと不安が入り混じり、キーワードがどんどん増えていく場合がある。
 ニュースサイトで国内最大級のヤフーニュースによれば、ネットの読者がパッと見ただけで理解できるのは、13文字だそうだ。トピックスに取り上げる場合に、この字数に整える。サイトの運営に関わっていたころにも、記事の連続性に注意しつつ「より短く正確に」を心掛けた。
 ネットニュースと違って、紙面では、文字の大きさや配置を工夫して内容を正確にまとめる。分かりにくい表現はないか、無駄なキーワードはないか。その時は最善と思っていても、同僚に指摘されたり、他紙を読んだりして、気付かされることもしばしばある。
 新聞作りの中で、「簡潔な見出し」への追求は終わりがない。読者を引き付けるために、どれだけ魂を込められるか、日々勉強中だ。(整理部次長 古里直美)


2017年06月18日日曜日


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