河北抄

 今回の衆院選で、宮城県内の序盤情勢を探る電話世論調査の結果が今朝の本紙朝刊に掲載された。調査に協力してくださった小欄の読者もいることだろう。
 一般的に新聞やテレビの電話調査はオペレーターが質問を読み上げ、回答を聞き取る。自動音声が案内するプッシュボタン式のオートコールは政党や各種団体が実施主体の場合が多い。
 かつて世論調査は市町村の選挙人名簿から対象者を無作為抽出し、調査員が対象者宅を訪ねて行った。対面が電話に代わったのは1990年代から。コンピューターに番号を無作為発生させて電話をかけるため、今回の突発解散のような緊急事態にも機動的に対応できる。
 課題もある。固定電話にかける電話調査は、携帯電話の普及で回収率が年々下がっている。トランプ氏が勝った米大統領選でクリントン氏優勢の事前予測が覆ったのも、回収率低下が一因らしい。
 事前予測が実際の当落を判定できたかどうか、情勢調査には「答え合わせ」が待っている。投開票が行われる22日、立候補者とともに審判が下される。


2017年10月12日木曜日


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