河北抄

 仙台市地下鉄の泉中央駅。2階のイベントスペースで毎月1回、昼下がりにジャズのミニライブがある。同駅ビルに入るfmいずみの番組から生まれた催しが10月で100回を数えた。
 始まりは2012年3月。「仕事帰りの皆さんにほっとしてもらいたい」。当初は夕方に開催したが、家路を急ぐ人の足を止めるのは難題だったよう。会場が地下鉄利用者の通り道にないこともあって、次第に聴く人は減っていった。
 心機一転、13年1月から昼の開催に。会社員、主婦、お年寄り、大学生…。客層が広がり、毎月の楽しみにしてくれる人も出てきた。今では毎回、70人ほどが共にゆったりとした時間に浸る。
 司会の伊藤智瑛子さん(33)は「赤ちゃんを抱えた女性が癒やされたような顔になって去って行く。そんな姿を見ると励まされます」。ホスト役でサックス奏者の林宏樹さん(35)も「より多くの方に魅力を届けられている気がします。ライフワークになっています」と語る。
 番組とライブを担う2人。確かな手応えに、ますます張り切っている。


2017年12月07日木曜日


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