新聞社の仕事

 新聞社は「職種のデパート」と呼ばれるほどさまざまな仕事があり、どれ一つ欠けても新聞を読者の元に届けることはできません。記者の取材や営業マンによる広告ビジネスから新聞ができて、読者の元に届く流れを紹介します。

【取材、記事出稿】 「現場に出向く」「人に会って話を聞く」「現場を見る」というのが取材の基本で、外勤記者は新聞社の最前線部門です。河北新報社の外勤記者部門には報道、スポーツ、生活文化、写真映像部、コンテンツセンター、防災・教育室があります。

取材、記事出稿

【紙面整理】  外勤記者が取材・出稿した記事や写真の扱いをデスクが決め、整理部が記事の内容を一目で分かる見出しを考えます。制作グループがグラフィックやイラストを手掛け、見やすい紙面を作ります。

【営業】  新聞社のもう一つの情報発信が企業情報を読者に伝える広告ビジネスです。本紙や折り込みチラシのほか、各種フリーペーパーも発行。イベントとウェブも連動させた多様な広告展開で新聞社の収入を支えます。

フリーペーパー「河北ウイークリーせんだい」

【印刷】  出来上がった紙面データは仙台市泉区にある印刷センターに送られ、高速タワー型オフセット輪転機で印刷されます。印刷速度は1時間に16万部で、新鮮なニュースをいち早く、美しく仕上げます。

取材、記事出稿

【販売】  刷り上がった新聞は東北6県の約300の販売店に輸送されます。販売店は河北新報と読者とつなぐ拠点。配達員が毎日欠かさず、一軒一軒に新聞を届けます。最近は独居高齢者の安否を確認する地域の見守りにも一役買っています。

【ウェブ発信】  紙媒体だけでなく、インターネットでニュースが読める「河北新報オンラインニュース」で豊富なコンテンツを配信します。タブレット端末やスマートフォンでいつでもどこでも紙面を読めるアプリを提供しています。

【企画事業①】  毎年5月にランナーたちが新緑の杜の都を駆け抜ける「仙台国際ハーフマラソン」や、「若鷲旗争奪東北中学校野球大会」など、地元を元気づけるスポーツイベントをさまざま行っています。

企画事業①

【企画事業②】  「河北美術展」「杜のみやこ工芸展」など東北の文化発展につながる催事や地域で暮らす人たちを元気づけるイベントも多数開催しています。