河北新報特集紙面2012

2013年3月6日 河北新報掲載 エンディング特集 <後編>

自分でできることを、探した、見つけた。そして動いた。

「今できること」が、多くの人の心を動かし、アクションにつながった。

「今できることプロジェクト」では、いろいろなスタイルで支援する人・団体と、支援を受ける人・団体の様子をわかりやすく連載してきました。また賛同企業の方と被災地視察バスツアーを 4回にわたって実施。さらに一般読者の方とも「被災地気仙沼を訪ねるバスツアー」を実施し、被災地の方にさまざまなことを直接お聞きする機会を設けました。こうした活動に対して、読者の方、企業の方、またプロジェクトの特設サイト・フェイスブックに、多数の方からご意見・報告・感想・激励などの声が寄せられました。
Webサイトでは2月9日に実施した「被災地気仙沼を訪ねるバスツアー」参加者全員のコメントを掲載させていただいています。こちらからご覧ください。

「今できること」の記事を読んで、自分も始めた。気づいた時から、できることから。

仙台市若林区 会社員
高平 周子さん

何か、きっかけがあれば、自然に始められる。

今できることプロジェクトの取り組みをきっかけにボランティアを始めた高平さん

※写真をクリックすると拡大します

1月下旬、「杜の都チーム ドルフィンドリーム」の活動に参加し、長町の仮設住宅でハンドケアのボランティアをしました。それまでボランティアの経験は一切ありませんでした。参加したのは「今できることプロジェクト」の紙面がきっかけです。
1月11日の朝刊で、ドルフィンドリームの活動に参加した方とケアを受けたお年寄りの話が紹介されていました。2人の写真が満面の笑顔で、素敵だなと思ったんです。ボランティアは埼玉県の男性でした。お年寄りの記事には、関東から家族で来た女の子にマッサージをしてもらい、とても気持ちが良かったとありました。

無理に言葉にしなくても、きっと伝わることがある。

女の子にケアを施す高平さん(左)。「手が柔らかくて、逆に癒されました」とにっこり=1月25日、仙台市太白区の仮設住宅

「遠くからボランティアが来ている。仙台の私が何もしないなんて、いけないな」。ハンドケアのようなボランティアなら私にもできそうだと思い、やってみることにしました。
当日は2人にケアをしました。2人目は津波の被害を受けてすべてをなくされたというご高齢の女性でした。わたしは津波を免れた地域に住んでいるので、慰める言葉が出ません。その分、心を込めました。最後に肩を組んで写真を撮れたので、気持ちは伝わったのかなと思います。

喜んでもらえると、ふつうに、素直に、うれしい。

全国各地から1000人の参加を目標に、「ふれあい癒しを学んでボランティア1000人募集プロジェクト!」を展開している

活動を通じてボランティアや被災者の現状について知りました。参加した仲間にも恵まれ、交流も生まれた。想像した以上に素晴らしい経験をしました。
震災から2年が経ちます。ずっとボランティアを続けている人、私のように始めたばかりの人、経験のない人。いろいろな人がいます。応援したい気持ちがあるなら、それぞれが気付いた瞬間からできることを始めればいいのではないでしょうか。わたしも続けていきます。

ボランティア参加者は研修を受けてからハンドケアを施す。未経験者の参加も多い。

※写真をクリックすると拡大します。

「杜の都チーム ドルフィンドリーム」は、一般社団法人IDTAセラピスト協会(宮城県利府町)が展開する被災地支援プロジェクトの一つ。被災地の仮設住宅などに毎月複数回、ボランティアを派遣し、ハンドケアを行う。同協会は昨年12月、仙台市若林区にココロとカラダ元気サロン「COCOKARA SALON」もオープン。被災地の女性が運営しており、就労支援につなげている。

何か被災地のためにしたいと、ずっと思っていた。小さいことかもしれないけれど、自分たちから動こうと思った。

今できることプロジェクトでは、2月9日に「被災地気仙沼を訪ねるバスツアー」を実施しました。
バスツアー参加者の皆さんの声をお伝えします。

※年齢は2013年2月現在の年齢です。

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仙台市宮城野区高砂 坂田秀子さん(64)

仙台市宮城野区高砂 坂田秀子さん(64)

体力に自信がなく、力を使うボランティアは無理だと考えていました。ですが、何かしたい。日ごろ何かできることはないかと思っていたところ、今できることプロジェクトで紹介されていたハンドケアマッサージのボランティアを知りました。これならば私にもできそうです。被災者を和ませることができるなら地域の人にも働きかけてみようかと思っています。

仙台市太白区西中田 岡村江美さん(41)

仙台市太白区西中田 岡村江美さん(41) 写真左

職場の同僚と一緒に、石巻市内の商店街プランターを設置しました。花を使ったほかのイベントでも、被災者の方が「気持ちが明るくなる」と話してくれました。継続した支援も大切ですが、これからは国内外に「Thank you」と報告する時期だと思います。個人では何か活動をしたいと思っても、なかなか重い腰を上げられません。企業や団体の方々が運営する支援活動であれば参加しやすいです。

仙台市太白区西中田 岡村節子さん(70) 写真右

「今できることプロジェクト」の気仙沼ツアーに参加しました。気仙沼に行くのは初めてです。実際に被災地の現状を見られて良かった。被災地や被災者を支援し、また安全に暮らせる場所をつくることが必要ではないでしょうか。気仙沼で自分が見たこと、耳にしたことを友人たちに話したいと思います。

仙台市宮城野区新田 青木貞子さん(66)

仙台市宮城野区新田 青木貞子さん(66)

たとえば漁業の復興には政府の大きな力が必要。一方、獲れた水産物や加工品を購入する形で消費者が応援する必要もあると思います。わたしにできることは復興市やデパート、スーパーなどで被災地の商品を一つでも買うこと、そして被災地を実際に見て家族や友人に話すこと。小さい力が少しずつ大きな輪になればいいと感じています。

仙台市泉区寺岡 櫻井千重子さん(61)

仙台市泉区寺岡 櫻井千重子さん(61)

被災動物支援センターで1年間、ボランティアをしました。センターが閉鎖したため、今後はどんな活動をしていこうかと考えています。ボランティアはできる人ができるときに、できる範囲でやればいいのだなと思うようになりました。また、これまで仙台市内や塩釜市、宮城県松島町、亘理町などの被災地を訪ね、歩いてきました。被災した場所を訪ねると心がチクチクと痛みます。震災後2年が経ちますが、被災者や被災地への支援でまず必要なことは「忘れないこと」。今できることプロジェクトを通じて、「こんなことができるんだ」とか、「いまこんなお手伝いが必要なんだ」という発見があればいいですね。これからもいろいろと提案してほしいです。

宮城県利府町青山 佐藤洋子さん(59)

宮城県利府町青山 佐藤洋子さん(59) 写真左

実家は石巻市にあり、津波の被害を受けました。私は海岸に行くのが未だに怖い。海に近付くだけでドキドキします。墓参りもできないままでした。それでも、一度訪れたことのある街の状況を自分の目で確かめたいと思い、気仙沼ツアーに参加しました。震災後2年が経ちますが、支援の遅れが心配です。復興が進まないと、沿岸に住んでいる人の気持ちが段々と離れ、便利な都会暮らしに拍車が掛かります。また、震災遺児をはじめ、大切な人を亡くして傷付き、ストレスを抱えている人がたくさんいます。支援をいつまでも続けてほしいです。今できることプロジェクトには、関西や関東の方々にも広くアピールしてほしいと思います。

宮城県利府町青山 佐藤浩一さん(59) 写真右

被災地の状況を知り、仕事を通じてできることがあればやっていきたい。そう考えて気仙沼を訪ねました。無理せずに応援をしていくことが、長続きする支援だと思います。被災地に対する支援はまだまだ不十分です。まずは自治体の方針をはっきりさせる必要があるのではないでしょうか。地域が何年後にどうなるかというビジョンがはっきりしないと、被災者はなかなか戻れません。

仙台市青葉区荒巻 熊谷美津子さん(44)

仙台市青葉区荒巻 熊谷美津子さん(44)

気仙沼市の親戚の家が津波で流されました。近くを通り掛かり、建物がないのを自分の目で確かめたら本当に辛くなりました。少しでも多くの人に実際の現場を知ってほしい。できるなら宿泊してじっくりと見てほしいです。わたしは、被災地の食品や品物を購入したり、販売に協力したりすることで支援したいと思います。今できることプロジェクトについては、それぞれ違う活動であっても小さなことから大きく発展していると感じました。

仙台市宮城野区田子 黒松千香子さん(48)

仙台市宮城野区田子 黒松千香子さん(48) 写真左

わたしにできることは被災地を訪ねて、地域の商品を買うことぐらいです。特別な支援活動はしていません。ただ、いつも被災地や被災した方々のことを気にかけています。現状を知り、何か協力できることはないかと考えて気仙沼ツアーに参加しました。話に聞くのと、実際に現地を訪ねて被災者の生の声を聞き、肌で感じるのとでは大違いでした。忘れつつある震災や被災地の状況をあらたに考えさせられました。住む家と、被災者が自分たちの力で暮らしを再建できるような支援が必要だと感じます。

仙台市宮城野区福室 早坂容子さん(66) 写真右

わたしは足に障害があり、体を使ったボランティアはできません。代わりに、被災地の商品を買ったり、現地を見て周りのたくさんの人に話したりしています。被災地の支援のために、語り継ぐことが大切ではないでしょうか。人それぞれできることは違っても、被災地を思う気持ちはあると思います。「今できることプロジェクト」をきっかけに、いろいろなことを考えることができました。

仙台市太白区越路 栃尾直樹さん(44) 仙台市青葉区二日町 岩田健太郎さん(34)

仙台市太白区越路 栃尾直樹さん(44) 写真左

2011年5月、復旧の仕事のため、当時住んでいた関西から被災地に行きました。岩手県や宮城県の沿岸をたどり、大変な被害状況に「こんなことが本当にあるのか?」と衝撃を受けたことを覚えています。映像で見るのと、現地を訪ねて肌で感じるのではまったく違いました。やはり現地を見て感じることが一番早いと思います。気仙沼市を再び訪ねましたが、以前に比べたら街全体が明るくなったように感じました。復興のためには、ライフラインをはじめとするインフラの整備や復興計画などのスピードアップが必要です。一人でも多くの人に体感してもらい、多くの人に伝えようとする「今できることプロジェクト」に共感します。

仙台市青葉区二日町 岩田健太郎さん(34) 写真右

震災後、当時住んでいた関東からボランティアツアーで石巻市や気仙沼市に出向き、仮設住宅でのイベントを手伝ったり、農地や漁場の復旧作業に携わったりしました。昨年末に出身の仙台市にUターンし、久しぶりに気仙沼にも行きましたが、壊れた建物が片付けられたぐらいで、復興まではまだまだ時間がかかると思いました。復興どころか復旧すらままならない地域がまだたくさんあります。復旧を最優先に、被災者が安心して住める住居を確保する必要があると思います。一方で、関東には「東北はすでに復興している」と思っている人がいます。現状を語り継いでいくことが必要です。仙台からは、気仙沼でも日帰りで行けます。構えずに、行けるときに行くことが最大の支援なのかなと感じています。「今できることプロジェクト」については、風評被害と風化という二つの風と闘う姿勢に共感します。

千葉県松戸市日暮 宮川めぐみさん(31) 仙台市太白区西中田 宮川しげ子さん(60)

千葉県松戸市日暮 宮川めぐみさん(31)写真左

私は仙台出身ですが、千葉県に住んでいます。震災直後はテレビの映像で被災地の様子を知り、茫然とするばかりでした。その後は会社を通して義援金を寄付したり、周囲の人たちに被災地の話を聞いたりしました。以前訪れたことのある気仙沼の様子を自分の目で見たいと思い、気仙沼ツアーに参加しました。支援のためには、実際に被災者や被災地のリアルな声に耳を傾ける必要があります。自分の目で見たことを、周囲に伝えたいし、伝えていかなければいけないと思っています。「今できることプロジェクト」を通して、さまざまな支援の方法があるとあらためて思いました。

仙台市太白区西中田 宮川しげ子さん(60) 写真右

震災当時、わたしは病気で仙台市内の病院に入院していました。震災直後の病院は次々と患者が運び込まれ、野戦病院のよう。本当に悲惨でした。 震災前から仙台市の災害ボランティアアドバイザーとして活動していたのですが、「こんな時に何もできないなんて」と、心が非常に重かったことを覚えています。震災後に報道写真を見て、記録を残すことや現実を見ておくことの大切さを感じました。被災者支援には事実を忘れずにいる必要があります。支援する側、支援される側どちらについても広く知ってもらうため、「今できることプロジェクト」のようにメディアの力は貴重だと思います。何度か、復興支援のバスツアーにも参加しました。以前の様子を知っている被災地では、ショックで言葉が出ません。地域で頑張っている人の話を聞くと胸がいっぱいになります。わたしの周辺にも、被災して移り住んできた方が多くいます。子どもたちのために読み聞かせをするなど、周囲の被災者に寄り添っていきたいです。

名取市名取が丘 鈴木悦子さん(60)

名取市名取が丘 鈴木悦子さん(60)

被災者支援のためには、間接的でも心に寄り添う活動が必要だと思います。私たちの心を震災直後に戻し、本当に必要な「もの」、「こと」を見つめ直す。表に出てこられない人たちを支えることが大切です。「今できることプロジェクト」は、シンプルな問い掛けに心を揺さ振られました。小さく、長く続けてほしい。ツアーに参加した人の分科会やテーマを決めたパネルディスカッション、体験談を語る会などがあってもいいと思います。

仙台市青葉区熊ケ根 相沢たみえさん(59)

仙台市青葉区熊ケ根 相沢たみえさん(59)

震災はたくさんの人々の命と財産を一度に奪っていきました。これまでも宮城県沖地震が予想されていたのに、怖さを忘れていたことが大きな問題だったと思います。忘れずに後世に伝えなければいけません。私は被災地の海産物などを買うことで支援を続けていきます。石巻市でボランティアツアーをしている大学生から誘いを受けたので、石巻にも行ってみようと思っています。震災から2年が経ちますが、まだ何も解決されていない。むしろ心のケア、絆が重要性を増しています。「あなたは一人じゃない。みんなあなたと同じように苦しんだり、寂しい思いをしたりしています。明るい未来に、一歩一歩ともに歩みましょう」と声を掛けてあげたいです。

仙台市泉区住吉台 平塚修也さん(57) 仙台市泉区住吉台 平塚育子さん(54)

仙台市泉区住吉台 平塚修也さん(57)写真左

高校時代まで石巻市に住んでいました。震災後に訪ねたところ、何も残っていない。中学時代に映画を観た思い出の劇場もなくなっていて、本当にショックでした。被災者には、生活面や経済面での見通しが必要です。私も被災地をもっと知り、できることを考えようと思います。気仙沼で保存か取り壊しかが議論になっている被災船「共徳丸」を見て、震災の記憶として後世に残してほしいと感じました。「今できることプロジェクト」は大変良い企画なので、もっと広めてほしいです。

仙台市泉区住吉台 平塚育子さん(54)写真右

震災後、気仙沼市や石巻市を訪ねたり、福島の子どもたちに向けて手紙を書いたりしました。気仙沼は特に大好きで、震災前は夫婦でよく電車の旅をしたんです。駅前で自転車を借り、寿司を食べて帰るのがパターン。ですが、震災後は変わり果てた様子に茫然としてしまいました。被災地に行くこと、被災者の話を聞くことで少しでも支援につながればと思います。復興のためには、たとえばお年寄りでも自分の家が持てるといったように、被災者が希望を見出せるような施策が必要ではないでしょうか。そして、やはり風化させないことが大切だと思います。

仙台市泉区黒松 矢野英昭さん(55)

仙台市泉区黒松 矢野英昭さん(55)

出身地の宮城県南三陸町は津波の被害を受けました。小さいころ、よく津波の避難訓練をしたことを覚えています。2011年6月に南三陸町を訪ねたところ、街が消えていました。昔住んでいた家もなくなった。その隣にあった建物の上には大きな船が乗っていました。何とも言えず茫然としました。震災の様子を伝えていくことが大切だと感じています。被災地や被災者のためには、できる範囲で協力し、支援するよう努力していく必要があるのではないでしょうか。「今できることプロジェクト」は被災地を支援し、震災を風化させないための取り組みとして素晴らしい活動だと思います。

仙台市若林区沖野 庄子好江さん(50) 仙台市若林区沖野 庄子灯さん(15)

仙台市若林区沖野 庄子好江さん(50)写真左

震災で夫を亡くし、とても悲しい思いをしました。突然の別れで、なかなか悲しみが癒えるものではなさそうです。
今まで家族のことで精いっぱい。思い出すのも辛くて津波の被災地を訪ねることはできませんでした。2年が経ってようやく外に目を向ける気持ちになり、自分の目で起きたことを確かめようと思って娘と気仙沼ツアーに参加しました。一人では動くことができない私たちに一歩を踏み出す機会を与えてもらい、感謝しています。
絶対に忘れてはいけない震災です。ツアーに参加して語り部の話を聞き、大変な苦労をしながら頑張っている様子、そして「伝えなければ」という思いを感じました。私は被災地の商品を購入し、消費することで支援したいと思います。
父親を亡くした4人の子どもたちは多くの企業や団体から支援を受けました。感謝の言葉は尽きません。今後も子どもたちに寄り添うような心の支援をお願いしたいです。

仙台市若林区沖野 庄子灯さん(15)写真右

被災地の子どもを支援するという企業のプロジェクトに参加し、アメリカに行きました。アメリカでもたくさんの人が日本を心配していて、世界中から応援されているんだなと感じました。母親に誘われて気仙沼ツアーに参加しましたが、アメリカに行った際に気仙沼の友人もでき、気になっていたので、現地を見ることができて良かったです。いろいろな人が現状を知り、自分のできることをすること、そして心の復興が大切だと思います。自分も復興のためにできることを考えていきたいです。

仙台市青葉区錦町 倉橋裕加さん(37) 仙台市青葉区錦町 倉橋洋史さん(39)

仙台市青葉区錦町 倉橋裕加さん(37)写真左

2011年5月、夫の転勤で東京から仙台に引っ越してきました。正直に言って、2年近く経つと私自身も周囲も震災を忘れがちでした。しかし気仙沼を訪ね、震災の傷跡がまだ強く残っていることが分かりました。復興までは時間がかかると思います。私にできることは被災地を訪ね、商品を買ったり食事をしたりすること。そして関東の友人たちに現状を伝えることです。

仙台市青葉区錦町 倉橋洋史さん(39)写真右

関東の友人を連れて宮城県南三陸町を訪ねました。被害の大きさにショックを受けました。津波はおそらくまたやって来ます。震災の教訓を今後にどう生かすべきか。考えてもなかなか答えは出ません。被災者の支援のためには、やはり被災地を訪れて語り部の話を聞いたり、商品を買ったりすることが大切だと思います。東北以外に住んでいる友人を誘い、また被災地を訪れます。

仙台市宮城野区宮千代 松本茂さん(62)

仙台市宮城野区宮千代 松本茂さん(62)

震災当日、沿岸近くで農作業をしていました。地震の後、「津波が来る」と教えられても作業を続けた。防風林をなぎ倒す音だったのか、バリバリという音に気付いて慌てて逃げ出しました。間一髪で助かりましたが、本当に危なかったです。海の側にいて地震が来たら、騙されたと思ってもまず逃げるべきだと思います。今は被災者に行政の「復興定期便」を届けるボランティアに携わっています。被災地を訪ねて現状を知り、今後の支援に生かせればと考えています。被災地によって復興の進度は違う。まずは現地に行って現状を知ることから始めなければいけません。「今できることプロジェクト」は継続していくことが大切。ただ、地域の要望を分かった上で活動しないと、無駄になってしまうかもしれません。

仙台市太白区鈎取 猪俣陸さん(14) 猪俣敬子さん(67) 猪俣大地さん(12) 猪俣知子さん(44)

仙台市太白区鈎取 猪俣陸さん(14)写真左

お祖母ちゃんに誘われて気仙沼ツアーに参加しました。初めて被災地を訪ねましたが、思ったより復興が進んでいて少し安心しました。自分で見たことを将来に生かしていきたいし、学校の友達に教えたいと思います。

仙台市太白区鈎取 猪俣敬子さん(67)写真左から2番目

わたしは体力もお金もあまりありません。近くに被災した人がいたら話を聞いたり、被災地の商品を買ったりしています。孫が通う小学校には南相馬市から転校してきた女の子がいます。両親を亡くし、祖父母と一緒に避難してきました。わたしはその子に話しかけたり、運動会のようなときに大きな声で応援したりしています。「早く元気になってね」と祈りながら。
孫2人に被災地の本当の姿を見せたいと思い、一緒に気仙沼ツアーに参加しました。被災地の少しでも早い復興を願っています。

仙台市太白区鈎取 猪俣大地さん(12)写真左から3番目

海に近い気仙沼市がどんな様子になっているか知りたくて、家族と一緒に気仙沼ツアーに来ました。陸に乗り上げた共徳丸を見て、とても悲しい気持ちになりました。船を保存するか解体するかが問題になっていると聞き、僕もどうしたらいいか迷いました。気仙沼の人たちが早く元のように暮らしていけるといいです。

仙台市太白区鈎取 猪俣知子さん(44)写真右

復興には、土地などの問題について国や行政が早く決断することが必要だと思います。「今できるプロジェクト」のように、メディアが引き続き震災のことを取り上げていくことが大切だと思いました。気軽な気持ちで気仙沼ツアーに参加しましたが、いろいろな人の思いを感じ、考えさせられました。

名取市高館 佐々木翼さん(18) 名取市増田 沼田航さん(18)

名取市高館 佐々木翼さん(18)写真左

震災後、「何かしなくちゃ」という気持ちで泥かきなどのボランティアを始めました。震災を契機に活動的になった若者はほかにも多くいて、マイナスもプラスも大きな出来事だったと思います。被災地を見て、周囲に広めたいと思う半面、一度行っただけでは観光客で終わってしまう。そんなふうに考えて悩むこともありますが、被災地に友人ができ、もっと深く知ることができれば、自分ごととしていろいろなことを考えられるようになるのではないでしょうか。震災があったことはもうどうしようもない。これから何をどうしていくのか。できることを考えていきたいです。

名取市増田 沼田航さん(18)写真右

これまでがれき撤去や民家の片付けなどボランティアをしました。震災をきっかけに、地域や人のために働きたいと思うようになり、消防士を目指しています。僕たちはまだまだ若いので、地域を元気にしたり、自分の子どもたちにも震災のことを伝えたりしたいです。震災から2年がたって、周囲にも「ひとごと」といった雰囲気が出てきています。自分が刺激を与えていきたい。復興のためには、被災者をサポートし続けるのではなく、自立を促すような支援が必要だと思います。高校を卒業したらもっといろいろな支援活動に参加したい。今できることを一つずつ頑張っていけば、ゆっくりでも復興は進むのではないでしょうか。

山形市成沢西 中川遼太さん(24) 仙台市青葉区小田原 石川遥さん(20)

山形市成沢西 中川遼太さん(24)写真左

石巻市の被災地を巡るスタディツアーをしています。復興へ向けて、どんなことが被災地で起きているかを分かりやすく見えるようにしなければいけないと感じています。被災者のニーズや支援者のネットワークを可視化し、伝えることが必要です。「外部の人=見る」、「被災者=見られる」という関係性を少しずつ変え、一緒になって考えたり、作ったりする活動をしていきたい。「今できることプロジェクト」は名前の通り背伸びしていない活動が多く、共感しやすいです。

仙台市青葉区小田原 石川遥さん(20)写真右

石巻市のスタディツアーを企画運営しています。復旧から復興の段階に変化している中で、外部の人が被災地の人に寄り添って復興を支えていくことが大切だと思います。風化させないために東北から情報を発信していくことも必要です。山形の大学に通っていますが、卒業したら実家のある静岡県に戻る予定です。静岡も大きな地震が来ると予想されているので、こちらで学んだことを地元に還元したいと考えています。

仙台市太白区郡山 石井日香里さん(18) 仙台市太白区西中田 稲垣綾萌さん(18)

仙台市太白区郡山 石井日香里さん(18)写真左

震災で名取市閖上にあった自宅が全壊しました。通っていた高校にも津波が来て、いまは別の場所の仮設校舎で授業を受けています。地元以外の被害の状況はどうなのか知りたいと思い、気仙沼ツアーに参加しました。閖上と同じく復興が進んでいないと感じます。2年たっても進まないのはおかしい。状況を変えてほしいですし、被災者が安心して暮らせるよう支援してほしいと思います。被災した学校への支援もお願いしたいです。気仙沼は海がきれいでした。潮風も感じられて、閖上に住んでいたころを懐かしく思い出しました。

仙台市太白区西中田 稲垣綾萌さん(18)写真右

高校が津波の被害を受けました。震災当日、校舎の4階に避難したら、すごい音がして2階まで浸水しました。当日はカーテンにくるまって眠り、翌日は泥をかき分けて歩いて避難しました。ほかの被災地の状況を自分で確かめたいと思い、気仙沼ツアーに参加しました。復興が進んでいると思う半面、まだまだやらなくてはいけないことがたくさんあると感じました。震災から2年がたち、メディアなどで取り上げられる機会も減っています。ですが、できる支援はまだまだありますし、続いています。忘れないでほしいです。

仙台市太白区 蝦名裕子さん(51) 仙台市太白区 蝦名守さん(51)

仙台市太白区 蝦名裕子さん(51)写真左

震災後、岩沼の仮設住宅の焚き出し、避難所の方のお洗濯など、いくつかのボランティアに参加しましたが、時の経過とともに被災地と被災者の方の要望が変わってきており、継続して活動するという状況ではありませんでした。個人でできることにも限りがありますし、このプロジェクトで、これからどう動いたらいいのか考える時間とヒントがほしいと思いました。被災地では2年経っても不自由な生活を強いられている方々が多くいると思うと辛いです。区画整理や土地のかさあげ等、早く決めることを決めないと、生活のメドが立たないと思います。

仙台市太白区 蝦名守さん(51)写真右

名取市にある勤務先が昨年まで、自宅は今年になって改修したので、それでせいいっぱいでしたが、少しでも周りに目を向けたいと思って参加しました。自分自身、今何ができるか、ずっと考えていることでした。被災から2年経ちますが、通常の生活を過ごすための状況には何もできていないとわかりました。少しでも前に進むためには、まだまだ支援が必要です。通常の生活をするための地域の活性化が必要だと思いました。今までメディアでしか知らなかったことが少しでも実際に感じることができてよかった。これからも、何かの活動のきっかけがあれば参加していきたいと思います。

仙台市青葉区 遊佐さゆりさん(50)

仙台市青葉区 遊佐さゆりさん(50)

今まで、物資の提供・運搬、浜のゴミ拾い、草取り、畑づくりなど、いろいろ活動しました。気仙沼も一人で行ったことがあります。現地の人に直接話を聞くということはなかったので、今回それが体験できてよかったです。唐桑は初めて行きました。かき小屋もビジターセンターも初めてです。津波対策・教育にこの場所がとても大事だと思いました。語り部としての役割と実地からの発信が、風化防止に役立つと思います。被災から2年経ち、被災者も支援する人も、みんな疲れが出てくると思います。順番に倒れないように、健康管理とメンタルケアと、何か生活に楽しみを入れられたら気分転換になっていいのではと思います。いちばんは生活に張りがあるといいと思いますので、やりがいのある仕事、働きがいのある環境の職場が確保されることでしょうか。

仙台市泉区 高橋恵美さん(44)

仙台市泉区 高橋恵美さん(44)

親戚が女川と石巻にいますので、震災後何度か行ったことはあります。震災後の気仙沼には行ってなかったので、気仙沼の復興がどこまで進んでいるのか、この目で生で確かめたかったので参加しました。いまいちばん私たちに大切なことは「震災を忘れない心」だと思います。その意味でこのプロジェクトはいい取り組みだと思います。これをきっかけに震災を風化させないように、継続的な支援が個人個人で芽生えていけばいいなと思います。被災地の商品をどんどん買うことは、みんなですぐできそうです。被災者の方の話をじっくり聞いて精神的なサポートをしていければ、とも思いました。今回は、立春を過ぎたとは言え、凍てつく風が身にしみる中、生で被災地の方の声が聞けてよかったです。

仙台市宮城野区 渡辺友恵さん(33) 仙台市宮城野区 渡辺綾子さん(65)

仙台市宮城野区 渡辺友恵さん(33)写真左

震災以降、どうしても被災地の皆様のお役に立ちたい、小さなことでもと、ずっと思ってはいたのですが、募金することしかできていませんでした。被災地に実際訪れることも、少しずつ歩き始めている方々(お店を再開された方等)への応援になると聞いたので、今回のバスツアーに参加しました。このプロジェクトの「今できること」というところに共感しました。「ボランティアをしておけばよかった」とか、「今はちゃんとまだできないけれど…」じゃなくて、でも「今できること」はあるはず。という趣旨がいいと思います。励まされました。実際に訪れてみて感じたことは、やはり被災地の今に関心を向けることかな、と思いました。

仙台市宮城野区 渡辺綾子さん(65)写真右

被災地を前から自分の目で見てみたいと思っていました。被災地で買い物しただけでも、支援になると聞き、それなら私にもできると思い、たくさん買物しました。「今できることプロジェクト」はちとても良いことだと思います。被災地の現場を見て、話を聞けて良かったです。一人一人の力は弱くても、みんなで協力すれば、大きな力になり物事が進んで行きます。それがメディアで報道されれば、それによってまた他の人もがんばる力が出てくると思います。

仙台市青葉区 佐藤マリさん(58)

仙台市青葉区 佐藤マリさん(58)

誰かが声をあげて動いていかないと、被災地支援は停滞してしまうと思います。行政にだけたよらないで、知恵と絆でがんばることが必要。このプロジェクトは、そんな行動のきっかけをつくってくれると思います。私は歌を教える仕事をしていますが、たとえば仮設住宅でのカラオケ大会などの企画ができたらいいのにと考えたりしています。仮設住宅での暮らしに何かしら楽しいことや、気分転換になるようなことも大切と思います。被災地では、今経済的な見通しや安心感をもっていただくことが必要なのだと思います。まずは被災地のものを優先して購入したり、出向いて交流して、元気を出していただくことなどです。

仙台市宮城野区 尾川美江さん(35) 仙台市宮城野区 渡辺賢介くん(9) 渡辺梨江さん(35)

仙台市宮城野区 尾川美江さん(35)写真左

多くの人が自分が何をすればよいか、何ができるのかわからないと思います。「今できることプロジェクト」は、その人たちにきっかけを与えてくれるよいプロジェクトだと思います。今、被災地の方への支援は、元の生活に戻れるための援助、一番は協力と思いやりが大切だと思います。今まで足を使っての支援に行ったことがありませんでしたが、今回実際に被災地に来ることができて、津波被害にあった方の話を直接聞くことができて、よかったです。あらためて普通の日常の大切さを実感し、感謝することができました。被災した方にも早く穏やかな日常が戻るよう、自分のできることをやっていきたいと思いました。

仙台市宮城野区 渡辺梨江さん(35)賢介くん(9)写真右

私たちは、昨年3月末に福島県郡山市より転居してきました。郡山市は、原発事故の直接的な影響はないと考えられますが、息子の将来性を考え、主人は仕事の都合で郡山に残り、私たちは仙台へ移住しました。二重生活は大変ですが、やるしかありません。今回は、仙台市の中心部しか知らない私たちですが、実際に自分の目で本当の被災地を見てみようと思い、息子にも見てもらう必要があると思い参加しました。唐桑の方のお話を聞いて、とても悲しくもなり、嬉しくもなり共感できました。実際の被災者の方や、行動している方は、自分たち自らの力で努力していると感じました。

仙台市太白区 佐瀬幸絵さん(30) 仙台市宮城野区 国分彩子さん(34) 大崎市 阿部しづ子さん(34)

仙台市太白区 佐瀬幸絵さん(30)写真左

初めて参加させていただきましたが、直接足を運ぶだけでも支援となるということで、とても良い活動だと思いました。今回のツアーの中で勉強した一口オーナーという支援に関心を持ちました。自分でできることと考えると、やはり被災地の物を購入するなどでしょうか。今回被災地へ行ってみて、自分の中で大きな被害を受けた被災地との温度差(風化)を感じてしまいました。まだまだ復興できていない地域の現状を初めて目の当たりにして、本当に地震の規模の大きさや大変な状況だったことを改めて実感させられました。やはり震災を絶対忘れないことだと思います。少しずつでも伝えること、できることを日常の中に取り入れて継続していきたいと強く感じました。

仙台市宮城野区 国分彩子さん(34)写真中央

被災地を目で見て、2年経った現状を知りたいと思って参加しましたが、実際、まだまだ復興はしていないと感じました。「今できることプロジェクト」は被災地のことや支援の仕方を知ってもらうために、忘れないためにとても良いと思う。きちんと知ることで、できることも見つけられると思う。被災地ではふだんの生活ができるようにすること、仕事や教育も含め、そこに住む人が生活をできる環境づくりが必要だと感じました。

大崎市 阿部しづ子さん(34)写真右

今大切なのは、あの日を忘れないこと。そしてあの体験を教訓とし、今後起きてはほしくないけど次の地震に活かしていかなければいけないと思います。沿岸部以外の被害が大きかった地域の支援も必要と思います。このプロジェクトによって、ガレキ撤去、泥かきだけが、ボランティアじゃない。それ以外の支援方法もあるんだと感じました。今まで、義援金募金や、福島・石巻で行われたライブを見に行ったりしました。少しでも被災地の産直品を買って、お金を回して経済効果を高めることが大切だと思います。被災後2年経つ気仙沼を見てみたいと思っていましたが、このような機会がなければ、気仙沼に行くことはなかったと思います。被災地には行かない方がいいと思っていたところがありましたが、今回参加して感じたことは、被災地は明るかったし、お店の皆さんもとても明るく対応していたことが印象に残りました。支援活動の一環として、また気仙沼に行きたいと思いました。

東京都中央区 佐々木優子さん(32)

東京都中央区 佐々木優子さん(32)

フェイスブックを通じてツアーのことを知り東京から参加しました。実は黒っぽい服にしようか明るい色のにしようか迷ったけれど、現地の人にはそんなことちっとも関係なかった。皆さん誰もが来てくれてありがとう、支援をありがとうと言ってくれました。実家が古川にありますので、震災後何回か帰ってきていましたが、周りの家が訪れる度に更地になっていくのをずっと気にしていました。しかし東京にいると震災のことは完全にいわゆる風化した状態です。もちろん一部の人はボランティア活動を震災直後から、そして今もずっと続けていたり、募金活動をしている人もいます。だけども、全体で見るとほんとうに風化している。「今できることプロジェクト」はすごく意義のある活動だと思います。ほんとうは、もっと東京の人こそ参加してほしい。風化を防ぐために…。

仙台市青葉区 小泉恵美子さん(48) 仙台市青葉区 小泉舞さん(18)

仙台市青葉区 小泉恵美子さん(48)写真左

震災から2年が経とうとしている今、多くの人の関心がうすれてきていると思うので、このようなプロジェクトはとても良いと賛同します。自分自身では何ができるわけでもなく、被災地のものを積極的に買ったり、友人に話したりといった活動をしていますが、被災地では今、震災直後とは違った面の支えが必要になってきていると思います。当事者の思いを思いをくみながら、これからも長く支援を続けていくことが必要だと思います。メディアでは気仙沼の様子はある程度知っていましたが、実際に自分の目で見てみると驚きがたくさんありました。もっともっと、みんなが被災地の人に心を向け、支援をしていければと思いました。

仙台市青葉区 小泉舞さん(18)写真右

宮城にいながら、被災地についてあまり知っていなかったため、自分の目で見て、現状や当時のことを知りたかったので、参加しました。プロジェクトは、現状を知る貴重な機会、すばらしい活動だと思いました。映像や写真でしか見たことのなかった場所を実際に見たり、津波や地震当時のお話を聞くことができて、震災が現実だったんだなって、今さらですが感じました。この苦しみをみんなで分けていければ良いなと思いました。参加できて嬉しかったです。そして、1人1人の意識、忘れないことが必要だと思いました。私もこれから、被災地に直接行って、困ってる人の手助けをする活動、お手伝いがしたいです。

仙台市青葉区 長谷川寛一さん(67)

仙台市青葉区 長谷川寛一さん(67)

被災地気仙沼の現状を知りたかったので、参加しました。「今できることプロジェクト」の趣旨には大賛成です。予算もあるでしょうが、できれば継続していった方がよろしいのではと思います。被災地視察などの行動は、個人ではなかなかできませんので、今後も自己負担があっても続けてほしいと思います。今回、実際に行ってみて、まだあと片付けの段階で復興は始まっていないと気付きました。その現実をたくさんの人々に知ってもらい、被災地の今を知ってほしいと思いました。本当にありがとうございました。

仙台市太白区 鴨田諭さん(55)

仙台市太白区 鴨田諭さん(55)

被災地沿岸部の現在を直接自分の目と耳で見聴きしたくて参加しました。震災後2年経っての被災地支援はハードからソフトへと言いたいところだが、どちらもまだまだと思われるので、どちらにも人と金を手厚くしないといけないのではと感じている。「今できることプロジェクト」は、地元紙ならではの活動と感じ、ある意味その存在意義はこんなところにあるのではとも感じた。また宮城県ではないが、福島県での除染活動などにも関心をもつ必要があるのではと思っている。今回は、やはり現地での見聞に感じるところが、多々あった。また、ツアー参加者の皆さんの真剣な言動にも、正直、心を動かされ、参加して良かったと感じた。

仙台市宮城野区 阪本紫織さん(30) 仙台市青葉区 相田八世一さん(30)

仙台市宮城野区 阪本紫織さん(30)写真左

自分でできることは何だろう、もっと地元民として積極的に復興に携わっていきたいと思っていたところ、このツアーを知り参加した。唐桑の養殖業の方の話が胸に響いた。本来、競合である広島県の多大なる援助、フランスの援助、宮城大学の学生らからの援助、日本のみならず、世界の支援のもと唐桑町漁業があるという言葉が印象的だった。さらに唐桑の漁業の迅速な再開が、気仙沼大島の漁業者の皆さんを奮い立たせたということを聞き、一人ひとりの力、その結晶が地域再生につながるのだと強く感じた。被災地支援とは体力を使う復旧作業だけではなく、被災した方々に寄り添い、地域商材を購入することや、地震の震災体験を他県の方や後世に伝えることなど、様々な活動が復興につながると思う。

仙台市青葉区 相田八世一さん(30)写真右

「今できること」は何だろうかとずっと考えていました。しかし、日々の生活や仕事で実際に行動に移すところまでいかず、考えるばかりでした。私のように思っていても行動までいかなかたりする人も多いと思うので、今回のようなツアーであったり、「今できることプロジェクト」の活動を見たり聞いたり参加できることは、震災を風化させない、震災を伝えていくためにとても大切なことだと感じています。他の方の活動を知ることで自分も今できること、何かできることをしようという輪がどんどん広がっていくと良いなと思います。実際に気仙沼を見ると、復興はまだまだ、やっとこれからだと感じました。これまでは安易に被災地に行って見たりすることは控えた方がよいと思っていましたが、風化をさせない、実際に行ってみる、これからもずっと被災地内状況について情報を伝えていくことが大切だと思いました。

仙台市太白区 中村美奈さん(42)

仙台市太白区 中村美奈さん(42)

被災地を自分の目で見たいと思っていたものの、個人で行っても何もわからないだろう、もしかしたら何をしにきた?と思われるかもしれないと思い、行けなかった。その時、新聞でこのツアーを知り、参加した。このプロジェクトは、いい企画だと思う。参加している方々も、ボランティアをしていたり、個々で活動されていらっしゃる方も多いようで、きっと帰った後に、支援への行動をされると思う。被災地のガレキがなくなっただけで被災地外の方は、あーもう復興したんだ!と安心してしまいがちだが、被災者の傷は深いと思う。ガレキが撤去されただけで、心が癒えたとは言えない。あの日何があったのか、どんなことがあったのか、傾聴が必要だと思う。気仙沼は震災、津波、火災と三重苦を体験した街。その現状を目で見れたことは、貴重な体験だった。

仙台市青葉区 佐藤奈津さん(38)

仙台市青葉区 佐藤奈津さん(38)

実家が石巻なので、震災後石巻には行っていたが、それ以外の被災地に行ってみたかったため、気仙沼のツアーに参加した。実際に行ったのは募金したぐらいだったので「今できることプロジェクト」のような活動は、被災したことを忘れないために活動するいいきっかけだと思う。忘れられないように、被災地の情報を常にもっともっと流すことが必要なのではないかと思う。 今回被災地気仙沼に行けて良かった。これからも、復興にはまだまだ時間がかかるので、何かしら行動できれば、いいなと思いました。

仙台市泉区 大塚洋さん(65)

仙台市泉区 大塚洋さん(65)

今回は被災地気仙沼の現場を見てみたい、におい、風などを体感してみたいと思いました。このようなツアーの企画はとても良いことと思います。私は「人はひとりでは生きていけない」ことを子どもたち(小学生)に伝える活動をしていますが、地名が語る津波伝承のことが書かれた河北選書の「地名は知っていた」のようなことを次の世代へきっちり伝えていくことが大切だと思います。

仙台市宮城野区 三浦尚子さん(51) 仙台市宮城野区 三浦由徳さん(50)

仙台市宮城野区 三浦尚子さん(51)写真左

昨年、別の石巻と女川の復興支援バスツアーに参加し、次は気仙沼を訪ねたいと思っていました。「今できることプロジェクト」は大変興味深く感じます。何かしたいが・・・何をしてよいかわからない方がたくさんいると思います。そういう方々の行動のヒントになると思います。支援というと金銭や物を思い浮かべますが、今回のツアーでの勉強も含め多種多様な支援があることを知り驚いています。まず現状を知ること、今、どのように復興が進んでいるのか、全国の方々に詳しく知ってもらいたいです。実際に見た気仙沼では、震災から2年近く経つのに、土台だけの家の名残が広がる景色に心が痛み、気力が失せます。おだやかで美しい海を見るたびに豊かな恵みと自然の猛威に畏敬の念を強くしました。今後は、亘理・山元方面の復興支援バスツアーの企画も期待しています。

仙台市宮城野区 三浦由徳さん(50)写真右

自分の眼で被災地気仙沼を見ておきたかったので、参加しました。実際に見てみると、建物の移転及び再建築等まだまだ復興には時間がかかることを思い知らされました。「今できることプロジェクト」は、今後ともひき続き活動していって欲しいと思います。あわせて全国への被災地現状の情報発信が必要かと思います。

仙台市青葉区 阿部全朗さん(43)

仙台市青葉区 阿部全朗さん(43)

「今できること」とはまさしく風化させないことだと思い、風化させないためにはメディアの存在はとても重要なことであり、この「今できることプロジェクト」が継続的なプロジェクトとして活動されていることをとても必要だと感じています。震災後2年経ちますが、だからこそ、忘れないことだと強く思いました。忘れないことが、様々な支援に繋がっていくものと信じています。被災地を訪ねるツアーで、現地の人の話を聞いて、逆に元気をもらった一日でした。できることがあれば、これからも続けていきたいと思いました。企画していただいてありがとうございました。賛同企業にも感謝です。

宮城県富谷町 若竹信也さん(65)

宮城県富谷町 若竹信也さん(65)

震災後の復興状況がどうなっているのか、気仙沼の人々が今どんな気持ちで頑張っておられるのか、また、何を求めておられるのか知りたいと思いました。このプロジェクトは、大変良い企画と考えます。唐桑支所畠山さんの講話がとても良かった。今、私たちにできることのヒントを与えてもらった気がします。まずは交流を継続することが大切と考えます。私は塩釜寒風沢島での調理ボランティアに参加していますが、やはり気仙沼と同じように復興が遅れている気がします。これからも継続的な支援をしていくことが大切です。今回のツアーは大変良かったです。気仙沼までの道中が長かったのですが、バスの中での交流など気を配っていただいて良かったと思います。現地交流の時間がもっとあればと思いました。

仙台市青葉区 神田航平さん(21) 仙台市青葉区 岩崎真実さん(23) 仙台市泉区 高森智士さん(23)

仙台市青葉区 神田航平さん(21)写真左

気仙沼には一度も来たことがなく、いい機会だと思って参加しました。まだまだほんの一部ですが、被災地としての気仙沼を直接感じることができました。このプロジェクトは「今できることをしよう」と考える、いいきっかけになると思います。これからの支援には、若者の力!!支え続ける覚悟!が必要なのではないかと考えています。ツアーに参加してみて、「一人の力でもできることはある。それが、もっと積み重なって、大きな力になったらいいな」と思いました。

仙台市青葉区 岩崎真実さん(23)写真中央

学生だったときに仮設住宅の支援活動に参加していました。行ったのは仮設住宅とその周辺だけだったので、気仙沼全体が今どのようになっているのか知りたかったので、今回参加しました。被災地支援の第一線にいる方から見ると「やることなんていっぱいあるべ!?」と思われそうですが、一般の人には具体的にどうすればいいかわからない。ボランティアをする人たちや、自分でできることに繋がるきっかけになると思いますので、この「今できることプロジェクト」は、大変有意義だと思います。今後もぜひ続けてほしいです。気仙沼のツアーで印象に残っているのは唐桑半島で養殖棚が海上に美しく並んでいた光景です。ここまで回復したのかと驚きました。漁師の畠山さんが「支援いただいた皆さんのおかげで我々は勇気をもらい養殖をどこよりも早く再開できた。我々の姿を見て、意気消沈していた他の地域の漁師たちが『負けるもんか』と次々に再開していった」と話していたのを聞き、プラスのものって伝染するんだなと思いました。

仙台市泉区 高森智士さん(23)写真右

これまでの被災地のボランティアを通して、現地の状況は自分の目で見ることも必要だと思いました。今回は被災から約2年が経つ現状を生で見聞きしたいと思い参加しました。被災が風化されつつある今、このプロジェクトのような企画は現地の方々の励みになり、また私たちボランティア等の継続に繋がるきっかけになると思いますので、今後もぜひ続けていってほしいと思います。想像していたよりは、復興が進んでいましたが、やはり元通りになるにはまだまだ時間がかかるなというのが率直な感想です。また、現地の方たちがとても生き生きしていたのが、印象的でした。

仙台市青葉区 小瀬川宗和さん(60)

仙台市青葉区 小瀬川宗和さん(60)

被災地に行ってみたい、自分の目で確かめてみたいと思っていましたが、自分では行ける手段がなかったので、きょう参加できてたいへん嬉しいです。「今できることプロジェクト」の趣旨についてはまったく同感です。被災地支援は、ほんとうはもっと国が国家プロジェクトとして予算的にも手厚い支援が必要だし、もっとスピード感をもって実行してほしいと思っています。

仙台市青葉区 宮建夫さん(66)

仙台市青葉区 宮建夫さん(66)

震災を受けた地域を五感で感じたい、復興の進み具合を確かめたい、地震・津波・火災の三重苦(+寒さ)の体験談を直に聞きたい、という理由から、今回参加しました。プロジェクトは国や地方自治体にできないような民間のきめこまかい支援を続けるため、今後も活動を続けてほしいと思います。私は仙台市内で震災復興に携わる大工さんにボランディア価格で宿舎を提供しています。復興工事のマンパワー不足(職人不足)が言われていますが、出張してくる支援者に宿舎等を提供し、賃金も多少アップしないと、復興も遅れたまま取り残されます。気仙沼では、震災復興の遅れが目につき正直無念な気持ちでした。

仙台市太白区 廣田芽衣子さん(30) 仙台市太白区 加藤友一さん(53)

仙台市太白区 廣田芽衣子さん(30)写真左

宮城県に住んでいながらも、沿岸の被災地を見に行ったことがなかったため、よい機会だと思って参加しました。震災の教訓を風化させない、さまざまな活動の継続が求められていると思いますが、「今できることプロジェクト」は、復興に向けてのニーズが刻々と変わっていくことに着目した素晴しい企画だと思います。自分では、震災の数ヵ月後に泥かきなどの簡単な作業を行いましたが、今後は、被災地の方々の復興に向かって努力していく様を見たり、他の方々に伝えていきたいです。ツアーでは、唐桑の漁業再開が、他地域の漁業関係者のモチベーションを上げるきっかけになったという話に感動しました。

仙台市太白区 加藤友一さん(53)写真右

震災の時は、職場も被害を受けて2ヵ月ぐらいは仕事がストップしました。しばらくは水くみや買い出しに駆け回っていた記憶があります。被災地には行ったことがありますが、きょうは、気仙沼の復興状況を確かめ、気仙沼の様子をカメラにおさめたいと思って参加しました。現地の方による現地の案内があり、現状の被災地を実感できました。現地案内の方々の話にこちらが励まされた感じです。また、気仙沼に来て、いろんな方とお話してみたいと思いました。