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都内のバンド、山元町のイチゴ農園復興支援ソングを制作

「生きてゆくこと」を熱唱する平尾さん(左)=10日、東京・銀座

 東日本大震災からの再起を目指す「山元いちご農園」(宮城県山元町)を資金面で支えようと、東京都内の4人組ロックバンド「ZIN―SIL(ジンシル)」が応援歌を作り、10日、都内でお披露目した。同園のイチゴ農家が登場するプロモーションビデオ(PV)も制作し、動画サイト「ユーチューブ」に投稿。バンドのメンバーは「歌とPVで被災者の顔が見えるようにし、広く事業再生資金を募りたい」と意気込んでいる。

 「生きてることが あなたには良く似合う それが全てで 他に何が要る? 別れた仲間も 失った夢も それだけで報われる」
 10日、東京・銀座の銀座TSビル。復興支援を考えるイベントで、ZIN―SILがバラードを歌い上げた。曲名は「生きてゆくこと」。津波で自宅も生産設備も流された同園のイチゴ農家が、それでも明るく再起へと奮闘する姿に感動して詩を書いたという。
 2007年結成のZIN―SILは以前からボランティア活動に熱心で、震災後は復興支援にも取り組んできた。その中で宮城県の1次産業復興に取り組む日本総研研究員田嶋亨基さん(31)と出会い、歌で1次産業の事業者をバックアップしようと意気投合。田嶋さんが知る同園をまず取り上げることにした。
 9、10月に同園を訪れ、現状を取材した上で楽曲を制作。事業再生には自己資金や補助金などだけでは足りないため、11月に再訪して農家4人に焦点を当てたPVを撮影し、今月1日からユーチューブ上で被災地支援の民間ファンドへの小口出資を呼び掛けている。
 ZIN―SILのリーダーでボーカルの平尾喜昭さん(23)は「これからも同じ要領で、東松島市のノリ業者など宮城県の事業者の応援歌を作りたい」と次回作にも意欲を示している。
 「生きてゆくこと」は来年3月7日、音楽配信サービス「iTunes」などで販売され、収益の一部も同園の支援に回る。


2011年12月11日日曜日

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