<ツール・ド・東北>復興感じるリアスの道 17、18日開催

藤巻亮太さん

 東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県沿岸部を自転車で走る「ツール・ド・東北2016」が17、18日に開かれる。
 4回目の今年は日程を2日間に拡大した。初日は新設の「牡鹿半島チャレンジグループライド」(100キロ)を実施し、1グループ10人前後で牡鹿半島を1周する。2日目は昨年と同様に、石巻、気仙沼、女川、南三陸の2市2町に設けた60〜211キロの5コースを駆け抜ける。
 6コース合わせて3700人が出場する。津波の爪痕と復興への歩み。教訓と希望に満ちたリアスの道が銀輪の光を待っている。

◎公式ソング 藤巻亮太さん/「元気の源」探る

 東日本大震災から5年がたち、僕の生活の中でだんだん東北が遠い場所になっていくのを感じた。その中で「ツール・ド・東北」のテーマソングの話をもらった。自分が被災地に貢献できるのは音楽。決断するのは早かった。
 震災の1カ月後、石巻市の石巻専修大に入り、テント生活をしながら市内や女川へ物資を運び、炊き出しの手伝いをした。ツール・ド・東北のスタート、ゴールが石巻専修大と聞き、当時の風景がよみがえった。
 3・11以降、東北に悲しみのエネルギーが充満した。多くの人が東北に足を運び悲しみのエネルギーを持ち帰り、元気を残していこうとさまざまな活動をしてきた5年間だった。音楽には明るいエネルギッシュな力を表現できる可能性がある。その力を込められる曲と歌詞を探し、考えて「LIFE」を作り上げた。
 3・11は助け合い、支え合いながら生きていく側面にも光を当てた。ツール・ド・東北はそれを体現した一つの姿だ。僕の音楽を通して被災地に駆け付けたライダー、沿道で声援を送る地元の方々を応援できるよう、18日は石巻専修大でのライブを全うしたい。

<LIFE/作詞・作曲 藤巻亮太>
どこからやって来てどこへと向かうのか分からないけど
あなたが向こうで待っていてくれる様な気がして
小さな花でも道端に種を蒔(ま)いて
僕らの未来へ咲かせようか
その日が来たなら

世界を変えよう 驚くほど小さく
だけども色とりどりの心が生きているよ
領海線を そして国境線を
やがては僕とあなたを隔てる線をすっと
消しながら

応援してるようで 応援されてたりして
励ましているようで 励まされてたりもして
繋(つな)がっているんだな 地球は丸いもんな
ほらこんなにも近くに(歌詞の一部を抜粋)

<ふじまき・りょうた>山梨県笛吹市出身。小学校の同級生2人と2000年にレミオロメンを結成し、ボーカルとギターを担当。ヒット曲に「粉雪」など。12年にグループ活動を休止しソロデビュー。36歳。


 「LIFE」の映像配信は「ツール・ド・東北2016」公式ホームページからアクセスできます。アドレスはhttp://tourdetohoku.yahoo.co.jp/2016/info/song/


2016年09月11日日曜日


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