<ツール・ド・東北2017>「復興、先に進んで」福島から復興感じに ボランティアで初参加

北上エイドステーションで給水をする遠宮さん(左)=17日午前9時10分ごろ、石巻市北上町

 17日閉幕した「ツール・ド・東北2017」では、個人、企業のボランティア約500人が運営を支えた。郡山市から参加した会社役員遠宮(とおみや)秋善さん(50)は「ライダーや地元の人との交流が楽しかった」と充実した様子で語った。
 遠宮さんは、ともに自転車好きの同級生で郡山市の津田進さん(51)、福島市の田崎英文さん(50)に誘われ、ボランティアとして初めて参加。16日は石巻市の石巻専修大でライダーの受け付けを担当し、17日は北上エイドステーションでライダーの対応をした。
 測量会社の専務。東日本大震災の1カ月後、仕事で東松島市や石巻市に入った。想像を絶する光景に息をのみ、胸が押しつぶされそうだったが、気持ちを割り切って仕事に打ち込んだ。
 震災と東京電力福島第1原発事故に遭った福島県。「県内でも復興の差は大きい」と実感する。沿岸部には手付かずの区域と除染が進むエリアがはっきりある。「原発事故は津波災害と別。復興できるところは、先に進んでほしい」と複雑な思いを吐露する。
 自転車は元々好きで、県内のサイクリング大会に参加していた。和やかな雰囲気が気に入っていたが、震災後は参加していない。
 遠宮さんは「来年はライダーとして大会に参加できればいい。またボランティアもしたい」と話した。


2017年09月18日月曜日


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