<アングル福島>福島・浪江に通い続ける大学生 現実を自らの目で

【畑再び】避難指示が解除されても生い茂ったままの雑草を減らそうと開催したトラクター体験会。慣れない運転でもみるみるきれいな畑に戻った=2017年9月13日、福島県浪江町

 東日本大震災の現状を学ぼうと、早稲田大の学生グループ「リメイクなみえ」が福島県浪江町の被災地で「定点観測」をしている。
 昨年始まった「スタディーツアー」は15回を数え、これまで約80人の学生が浪江町を訪れた。東京電力福島第1原発事故の避難が解除されても荒れたままの商店街を視察したり、営農を再開した農家の作業を手伝ったりする。体験を通して街の再生を考えてもらう趣向だ。参加は首都圏の他の大学にも広く呼び掛けている。
 「学生の間では被災地への関心が薄れている」とリメイクなみえ代表で法学部3年の吉田竜作さん(20)。自分の目でつぶさに見た現実を学生の間で伝え合い、1人でも多く足を運んでもらいたいと願う。
 若者たちの地道な交流が浪江の、そして福島の未来を照らすはずだ。(写真部・高橋諒)


2017年10月09日月曜日


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