ハーバード大院生 被災地で起業家と対話

被災地企業の実情を学び、経営的なアドバイスをしたハーバード大の院生ら=8日、仙台市若林区

 米ハーバード大ビジネススクールの大学院生約40人が8日、仙台市若林区のインティラック東北イノベーションセンターで、宮城県内の起業家3人と対話した。東日本大震災の被災地でビジネスの課題や解決策を探る授業の一環。
 宮大工の技術を生かしたギターを製造・販売する「セッショナブル」(女川町)の梶屋陽介社長は「都会より地域貢献できる度合いが大きく、技術を持つ若者を呼び込める」と女川町で起業した理由を説明した。
 院生からは「なぜ米国に輸出したいのか」などの質問や「熱狂的ファンを持つミュージシャンに売り込んでは」との提案があった。
 IT講習を手掛ける一般社団法人イトナブ石巻(石巻市)の古山隆幸代表理事、銅のペーストを実用化したマテリアル・コンセプト(仙台市青葉区)の小池淳一最高技術責任者(東北大大学院教授)も発表した。
 院生のデービッド・リャンさん(28)は「利益だけでなく地域に貢献したいという二つの目的、ミッションを持つ3社の熱い思いを感じた」と話した。
 被災地での授業は6年目。一行は3日に来日した。11日まで宮城県などでグループごとに各企業を訪れ、経営改善策などを提案。14日に帰国する。


2017年01月09日月曜日


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