<ダイムラー>車両50台を寄付

 CSR(企業の社会的責任)活動の積極展開は、欧米を中心に世界企業の常識になっている。その流れで、東日本大震災では海外の企業から多くの支援が寄せられ、震災7年目の今も続く。CSRの最前線に立つ外資系企業の取り組みと狙いを追った。(「被災地と企業」取材班)

◎トモノミクス 外資系CSR最前線[5]

 独自動車大手ダイムラーグループは11年4月、メルセデス・ベンツと三菱ふそうトラック・バスの車両50台(4億8700万円相当)を日本財団に寄贈した。被災自治体などに貸し出され、がれき撤去や物資輸送に活用された。
 復興を担う人材育成にも注力。グロービス経営大学院仙台校の若者に奨学金や起業資金として約2億円を拠出した。
 17年3月までに塩釜市の配食事業愛さんさん宅食、仙台市のギター製造セッショナブルにも助成した。
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 企業の社会的責任(CSR)。21世紀、世界の企業に浸透し始めた概念だ。東日本大震災後、東北の被災地には無数の企業が足を踏み入れ、試行錯誤を重ねた。艱難(かんなん)の地へ、生活の糧を、癒やしを、希望を。企業を突き動かした衝動は何だったのだろう。あれから間もなく6年。CSRを足掛かりに、あの日に返って経済社会を展望する。見えてくる明日を、私たちは「トモノミクス」と呼ぶ。


2017年03月19日日曜日


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