<平昌への道>五輪代表選考会スピードスケート 男子1000小田V 五輪へ弾み

男子1000m 国内最高記録で1位になった小田(川村公俊撮影)

 第2日は28日、長野市エムウエーブで行われ、男子1000メートルは小田卓朗(開発計画研究所、山形中央高−早大出)が1分9秒24の国内最高記録で1位となって代表入りへ弾みをつけた。山中大地(電算)が2位に入った。
 女子1000メートルで1分14秒79の2位となった高木美帆(日体大助手)が1500メートル、3000メートルに続く代表入りを確実とした。既に代表に決まっていた世界記録保持者の小平奈緒(相沢病院)が1分14秒58の国内最高記録で1位。郷亜里砂(イヨテツク)が3位となった。
 男子8人、女子10人が上限の代表は最終日の30日に正式発表される。

◎国内最高更新 「強い気持ちで」納得のレース

 ゴール直後に両手の拳を力強く握りしめた。男子1000メートルで小田が自身の持つ国内最高記録を0秒09縮める1分9秒24で1位。「手応えのあるレースだった」と納得の表情だ。
 最初の200メートルのタイムは11位。ここから動きのギアを上げた。次の1周で6位となり、最後の1周でスパートした。課題だったインレーンのコーナーでスピードが落ちず、ペースを崩さなかったことが好タイムにつながった。
 1000メートルの代表枠は最大3だが、優先順位が低く、優勝しても平昌五輪に出場できるとは限らない。「『モチベーションが低くて負けた』とはなりたくなかった。自分にプレッシャーをかけ、強い気持ちで臨んだ」。気持ちを高めるのが難しいレースにも集中を切らさなかった。
 それでも満足はしていない。狙っていた1分8秒台に届かなかったことを挙げ、「ラスト1周も想定よりは遅かった。そこをもっと詰めたかった」。極限まで自分を突き詰める姿勢に揺るぎはない。
 29日の1500メートルも制して2冠を果たせば代表入りが確実となる。「勢いはつけられた。納得のいくレースで、もう一度頂点に立つ」と誓う。表彰台の中央に立った時の表情は既に引き締まっていた。(佐藤夏樹)


2017年12月29日金曜日


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