<平昌で羽ばたけ>東北関係選手へエール(6)複合 渡部剛弘選手 夢実現への通過点

「五輪は一つの通過点」と話す父親の明仁さん

 平昌冬季五輪は9日の開幕に向け、秒読み段階となった。4年に1度の晴れ舞台へ、力を磨いてきた東北関係の選手にゆかりの人たちが熱いエールを送る。

◎父親 渡部明仁さん(51)
 1月22日早朝、海外遠征中の本人から「五輪出場が決まった」と無料通信アプリLINE(ライン)で報告がありました。「おめでとう。気を引き締めて今できることをしっかりやりなさい」と返信しました。
 私自身が複合の選手だったこともあり、剛弘には物心ついた頃からスキーをさせました。小学校低学年からは福島県猪苗代町のスキーチームでアルペンに取り組み、中学校で複合に転向しました。
 猪苗代高時代に地元のジャンプ台が使えなくなり、冬は北海道で合宿。他の季節は約400キロ離れた鹿角市まで練習に行きました。私が車を運転し、片道5時間かけて通いました。
 得意のジャンプは本数を飛んで力をつけました。剛弘は研究熱心で「ジャンプばか」と呼べるほど。暇があれば、世界トップ選手を動画投稿サイト「ユーチューブ」で見ています。精神面は強く、プレッシャーを感じることは少ないようです。
 中学3年の頃、「夢は五輪でのメダル」と語っていました。今回の五輪は一つの通過点だと思います。結果は後からついてくる。自分が持っている力を全て出し切ってほしいです。

[わたなべ・たけひろ]1993年7月13日生まれ、24歳、会津若松市出身。178センチ、61キロ。福島・猪苗代高−明大出、宮城・ガリウム。15、17年世界選手権出場。


2018年02月07日水曜日


先頭に戻る