<平昌五輪>モーグル遠藤選手「巻き返す」 着地乱れ予選2回目へ

男子モーグル予選 第1エアを決める遠藤

 悲願のメダルへ幸先のいいスタートは切れなかった。フリースタイルスキー男子モーグルの遠藤は予選1回目13位。一度で決勝進出を決めることができず、予選2回目に回ることになった。「失敗し過ぎた。次で巻き返す」。既に気持ちを切り替えていた。
 生命線のエア(空中技)で2本とも着地が乱れた。「落ちた場所が悪かった。ついてなかった」。エアの完成度に与えられる得点は普段なら8〜9点台だが、この日は7点台。予選は有力選手がエアの難易度を落としてくるとはいえ、これでは戦えない。
 エアの着地が悪くては、課題のターンもさえを欠く。得点は1位のキングズベリーより10点以上低い75.73点。「妥当な結果。むしろ点数が出過ぎたくらい」とさばさばした様子だった。
 慌てる必要はない。今季ワールドカップは自己最高タイの2位に入るなど、度重なるけがから復活を遂げている。今年のW杯ランキングは5位。12日の予選2回目で実力通りの滑りを見せれば突破は堅い。同日の決勝に調子を合わせればメダルを争える。
 「焦りはない。本番でいいところに行きたい」。バンクーバーから数えて3度目の五輪。醸し出す余裕が、経験値の高さを物語っている。(平昌=佐藤夏樹)

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 9日、予選1回目が行われ、男子は昨季の世界選手権を制して初出場の堀島行真(中京大)が80.35点の5位、原大智(日大)は80.01点の6位で12日の決勝に駒を進めた。女子唯一の日本勢、村田愛里咲(行学学園教)は74.13点の9位で11日の決勝に進んだ。
 男子の遠藤尚(宮城・忍建設)は13位、西伸幸(マンマーノフーズ)は16位で12日の予選2回目に回った。
 予選は2度実施され、1回目は10位までが決勝に進む。
 2回目は女子が11日、男子が12日にそれぞれの決勝に先立って行われ、残る10枠を争う。


2018年02月10日土曜日


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