<平昌通信>平昌マス祭り

 厳冬の平昌は、地元住民でさえ外出を控えるほどの寒さ。街は日中でも人影がまばら。ところが先日、凍結した川に大勢の人が集まっている光景を移動中のバスから目にし、思わず途中下車した。
 そこは高速鉄道の珍富駅付近を流れる五台川。岸辺にはカラフルなテントが並ぶ。防寒着で身を固めた家族連れが川の厚い氷に穴を開け、疑似餌の付いた糸を垂らしていた。まるで「ワカサギ釣り」のよう。だが、獲物はでかい。
 地元を代表するイベント「平昌マス祭り」だと、世話役のハン・スン・ジュさん(62)が教えてくれた。釣ったマスは刺し身やホイル焼きが美味だという。
 「ここは水がきれいで魚が大きく育ち、身も甘みが増すんだ」とハンさん。自然豊かな地域の名物に誇らしげだった。(川村公俊)


2018年02月13日火曜日


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