<主砲の一ゲキ 山崎武司>オコエ 温かく見守って/期待の新戦力

久米島キャンプを視察する山崎さん(右)

 沖縄県久米島町でのキャンプを訪れ、7日の紅白戦を視察しました。チームとしても、選手個人としても去年の姿から変わろうとしている印象を受けました。
 若い選手が多い中で、一押しと思える選手がいました。それはドラフト3位の新人茂木(早大)。紅白戦では2安打しましたが、結果以上に、即戦力で使えるという強い印象を受けました。何より一番は、プロの投手のスピードに負けないスイングスピードを彼が既に持っていることですね。
 問題はこの面白い選手をどこで使うかですね。三塁か二塁か遊撃か。できれば遊撃がいいけれど、そんなに経験がないみたいだからどうなのかな。二塁で藤田と競争させてみたいとも思うし、今江がけがで離脱している三塁は何より十分にチャンスがあります。定位置を取る選手というのは大概こういうチャンスをつかむものなんですよ。レギュラーが故障している時に、たまたま出たらブレークしちゃったとか。巧打が鉄平に似ているという見方もあるみたいだけれど、長打力ではやや劣るかな。まずはチャンスで打ってくれることに期待したい。

 ほかに頑張ってくれそうだと思ったのは、古里の東北に帰ってきた栗原。広島での全盛期は打撃を極めた男なのだから、もうひと花咲かせてほしい。右の代打に終わってほしくないですね。これが栗原だ、という形を見せてほしいです。
 新外国人野手の2人はちょっと評価が分かれますね。ゴームズは来日前から結構期待しているけれど、アマダーは自分が見た感じでは正直そんなに評価が高くないです。技術的に言うと、打つ時のタイミングの取り方が遅いから、振り遅れていますよね。試合に出て実戦経験を積んだら改善されると期待したいところ。それでも打撃の始動をもう少し早くしないといけない。特に速球に対しての始動が遅いから、高めの胸元付近に球が来るとつられて振ってしまう。当たりさえすれば飛ばせるパワーを持っている選手なだけに、このあたりはうまく改善してほしいですね。

 あと、オコエ(東京・関東第一高)に注目が集まっていますが、結論から言うと、これからの選手ですね。入団してきてすぐに活躍、とはそう簡単にいきませんよ。どうしてもプロの洗礼は浴びてしまうものです。18歳は自分の長男よりも若いのですが、失敗を重ねても許される年齢。失敗して、練習して1軍のレベルに達していけばいいんですよ。打撃フォームの細かい部分の修正が必要だとかマスコミでも報道されているけれど、そんなことではない。もっとじっくりと本人が理解した上で、実力を養ってほしいですね。紅白戦で三塁打が出たのはよかったけれど、得意だという走塁も、きちんと基本を身に付ける必要はあります。
 イーグルスファンの皆さん、焦らずに成長を待ってあげてください。


2016年02月13日土曜日


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