<楽天>聖沢救った意地の一振り サヨナラ打

10回東北楽天1死一、二塁、代打聖沢(手前中央)がサヨナラ二塁打を放ち、チームメートの祝福を受ける(岩野一英撮影)

 東北楽天打線がしぶとさを見せ、劣勢をはね返した。土壇場の九回に追い付き、延長十回に勝ち越すサヨナラ劇で4時間7分の熱戦に終止符を打った。
 3−3で迎えた十回、梨田監督が切り札として送り出したのが聖沢。1死一、二塁の緊迫した場面の代打にも「地に足を着けられるように」、相手の守備位置を見回してから打席に入った。「冷静になれた分、技術を出せた」と言う。カウント2−2から鍵谷の速球に振り負けず、右中間を破る二塁打で試合を決めた。
 島内、岡島が先発で調子を上げる中、聖沢は守備や代走の出場が続いていた。それでも「控えなりの準備をし、与えられたところで仕事をするだけ」と意地の一打で存在感を示した。
 窮地を打開したのは、打率1割台の3番ウィーラーだった。1点差の九回2死一、二塁で増井から中前へ、この日3安打目となる同点打。ようやく復調の兆しを見せ、「とてもいいヒット。いい結果になって良かった」と晴れやかな表情を浮かべた。
 リーグ10勝一番乗りは球団初で、2位に今季最大2.5ゲーム差の単独首位。梨田監督は「選手が随所にいいプレーを見せてくれた。こういう試合を取れたのが大きい」と勝利の価値を強調した。(佐々木智也)


2017年04月17日月曜日


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