<楽天>戸村にお任せ 岸の代役きっちり

6回途中まで無失点で今季初勝利を挙げた東北楽天・戸村

 東北楽天先発予定の岸が試合直前に登板回避する非常事態を、代役の戸村が打開した。六回途中無失点と好投し、自身の今季初勝利をマーク。岸とチームのピンチを救い、お立ち台に上がったヒーローは「こういう不測の事態に対応するために1軍に呼ばれている。チャンスをものにできて良かった」と晴れやかに語った。
 コーチから登板を告げられたのは試合開始15分前。「最初は何を言われているのか分からなかった」。ロングリリーフ枠で18日に1軍昇格し、まだ登板機会がなかった右腕はブルペンに直行して肩をつくり、そのままマウンドへ上がった。
 一、二回はピンチを招いたが、球を低めに集めて後続を断った。変化球を効果的に使い、三〜五回は1被安打のみ。六回先頭の柳田、続く内川と連続四球を与えて降板したが、福山の好救援もあって得点を許さなかった。2015年6月のロッテ戦でも辛島の代わりに急きょ先発して好投した経験があり、「何も考える時間がなかったのがかえって良かった」と振り返る。
 思わぬ形での今季初登板で結果を残したことに、梨田監督も「よく投げてくれた」と感謝を口にした。突然のアクシデントにも負けずにつかんだこの日の白星が、チームの地力を象徴している。(浦響子)


2017年04月24日月曜日


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