<楽天>菅野をKO 甘い球逃さず5回8得点

1回東北楽天2死一塁、ウィーラーが左越えに先制2ランを放つ。投手菅野(川村公俊撮影)

 強い。1週間前にパ・リーグを代表する好投手、オリックスの金子を攻略した東北楽天打線が今度は、この試合までセ・リーグの防御率、勝利数の2冠だった菅野をのみ込んだ。
 しかも、梨田監督が「日本を代表する投手。9回で2点取れたら」と願った以上の5回8得点。一回の先制2ランに続き、六回にとどめの満塁弾を放ったウィーラーが「グッドフィーリング」と言う通り、交流戦初戦で最高の勝ち方だ。
 「腰の高さ以上の甘い球を狙え」。礒部打撃コーチの指示を打線は徹底した。
 「菅野さんに気持ち良く投げさせない、という思いが一番だった。(3球で)簡単に追い込まれたが、振り負けずに甘い球を仕留められた」。一回、先頭の茂木が粘って10球目を左前打に。菅野のリズムを狂わせ、ウィーラーの先制弾を呼んだ。梨田監督は「あれで『いける』と1、4番が示してくれた」とたたえた。
 2−3から逆転した二回も、下位から上位につなぐ、今季何度も見せた得点の形だった。島内、岡島の連打に藤田の犠打で1死二、三塁の好機を築くと、嶋の同点打、さらに茂木の勝ち越し打と畳み掛けた。
 「正直、逆転は厳しいかと思った。でも、島内さんからつないでもらって『またいける』と思った。今の自分たちには勢いがあるかなとも思う」
 打線をけん引する茂木の言葉が今の強さを物語っている。これで今季最多の貯金19。イヌワシ軍団の快進撃は本物だ。(金野正之)


2017年05月31日水曜日


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