<楽天>則本 米記録超え逃す

7回ヤクルト1死二塁、打者原樹の投前バントを三塁へ悪送球する東北楽天・則本。左は一塁手銀次

 東北楽天・則本の2桁奪三振の連続試合記録がついに8で止まった。自身が持つプロ野球記録を9まで伸ばせば、大リーグ記録超えになったはずだったが、五〜七回に突如調子を崩して7回8奪三振、6失点の結果に終わり、記録更新と白星の両方を逃した。
 「これだけミスを重ねて失点すれば負けて当然。記録が途切れたことよりも、チームを勝たせられなかったことが悔しい」。試合後の則本は自己最多の1試合3暴投も絡んだ独り相撲の内容をひたすら反省した。
 四回までは最速156キロの速球を軸に押し、計5奪三振で無失点と快調。原樹との投手戦をリードしていただけに、中盤のマウンドさばきは別人のようだった。
 1−0の五回、先頭の雄平(宮城・東北高出)に安打を許した後に暴投が絡んだ1死三塁、大引のスクイズで同点を許した。六回は2死満塁から雄平の適時二塁打、続くグリーンへの暴投で傷口を広げて計3失点。七回も1死二塁から原樹の投前バントを捕り、三塁到達を阻止しようとした積極性が裏目に出て、悪送球で走者の生還を許した。
 則本は自身7連勝とともに奪三振記録を打ち立ててきた。開幕24連勝を成し遂げた2013年の田中(ヤンキース)に通じるような破竹の勢いがあった分、この試合の則本は何か魔法が解けたような雰囲気さえあった。
 それでも、ここまでリーグトップの8勝を挙げた則本が首位を走るチームのけん引役だということに変わりはない。梨田監督は「記録が途切れても(則本への信頼感には)関係ない」と強調した。(金野正之)


 


2017年06月16日金曜日


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