<楽天>藤田 華麗な好捕 チーム危機救う 

 東北楽天の藤田が六回、華麗な守備でピンチの芽を摘んだ。
 無死一塁。原口が打った中堅に抜けそうなゴロに、二塁手の藤田がタイミング良く飛びついた。捕球したままの体勢から、二塁に入った遊撃手の三好の胸元に素早くグラブトス。流れるような連係プレーで見事に併殺を奪った。
 藤田は「ここまでうまくいくとは思わなかった」と謙虚に振り返ったが、守備の醍醐味(だいごみ)を存分に示した。「最も送球しやすいところにグラブが伸びた。打球をグラブの芯ではなく編み目に当てることで手首をうまく返せた」。瞬時の打球判断と地道な練習で培ったグラブさばきが生み出したプレーだった。
 試合は岸、小野の両先発が互いに譲らず五回まで無得点。打線がようやく1点を先取した直後だっただけに「相手に流れが傾くところで断ち切れた」と藤田。梨田監督も「完璧なグラブトス。プロとしての職人技」と褒めたたえた。
 守備の力で交流戦最終戦を勝利で締めくくった。「投手を助けるため、今後も持ち味の守備で貢献していきたい」。34歳の名手が堅守でチームをもり立てていく。(佐々木智也)


2017年06月19日月曜日


先頭に戻る