<楽天>通算800勝 首位キープ

9回東北楽天1死一塁、ウィーラーが左越えに2ランを放つ

 東北楽天は佐々木を打ち崩せそうで崩せないまま、1−2の劣勢に立たされた五回に勝負の分かれ目を迎えた。チーム最多の18本塁打を誇る一方、実は俊足のペゲーロが巧みな走塁による内野安打で逆転劇を演出した。
 先頭のペゲーロが打った当たりは、詰まって遊撃の前へ。中村の緩慢な動きを見るや、ペゲーロは119キロの巨体を揺らして急加速し、一気に一塁へと走り抜けた。これがその後の無死満塁につながり、銀次の内野ゴロで同点、さらにアマダーの左犠飛で3−2と勝ち越した。
 ペゲーロにとって今回が今季15本目の内野安打。「打った後もスピードは変わらず全力で走っていたよ」とかわしつつ「でも走ることには自信がある」と含み笑いした。梨田監督は「走り出したら速いんだよ」と笑みを浮かべ、森山外野守備走塁コーチも「外国人選手だから全力疾走しないと思い込んだ相手の隙を突いた好走塁」とたたえた。
 外国人選手の活躍に呼応するように、九回にはウィーラーがペゲーロに並ぶ18号2ランで勝利を決定づけた。「勝つために甘い球を打つだけ」と外角の打ちごろの高さに来た直球を見逃さず、振り抜いた。東北楽天は小技、大技を絡めた効果的な攻撃で、球団創設以来の通算800勝目を飾った。(金野正之)


2017年07月06日木曜日


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