<楽天>岸圧巻8勝目 制球安定、防御率トップ

7回1安打無失点と好投し、8勝目を挙げた東北楽天先発の岸

 チームの歴史をまた一つ塗り替えた。東北楽天は77試合目にして、初のリーグ優勝を果たした2013年を上回る貯金28に到達。7回1安打無失点で8勝目を挙げた先発の岸は「もったいない四死球もあったけど、全体的には内容は良かった」と振り返った。
 失点の気配すら感じさせなかった。一回、いきなり3者連続三振と抜群の立ち上がり。切れのある直球に多彩な変化球を織り交ぜてコーナーを突き、許した安打は二回の田中賢による中前へのゴロヒットのみ。七回までで毎回となる10三振を奪い、自身10度目のシーズン100奪三振を達成した。
 防御率も1.95とし、西武の菊池(岩手・花巻東高出)を抜いて両リーグトップに。与田投手コーチは「ぎりぎりのラインに球を投げられるのが持ち味。このところ制球がいいので、このままいってほしい」と期待を込める。
 球団の歴史を更新する一勝を今季フリーエージェント(FA)で加入した岸がもたらしたのもまた、巡り合わせの妙かもしれない。右腕は「貯金は全く意識しなかった。チームが勝つのが一番」とクールだったが、右手親指は前回ソフトバンク戦同様にチェンジアップを投げた際に裂傷して出血。赤く染まったユニホームに、右腕の責任感の強さもにじんでいた。(浦響子)


2017年07月20日木曜日


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