<楽天>首位攻防第1戦、しぶとく戦勝 則本は5年連続の10勝

8回1失点の力投で10勝目を挙げた東北楽天先発の則本(庄子徳通撮影)

 ソフトバンクとの首位攻防戦を任された先発則本の熱投がチームに白星をもたらした。ゲーム差を2.5に広げ勢いをつける大きな一勝ではあったが、2週間ぶりのリーグ戦のマウンドとなったエースにとっては序盤、苦心の投球だった。
 思い描く感覚と球の精度に微妙にズレが生じた。初回から毎回走者を許し、四回1死二塁から中村晃に先制の右翼線二塁打を浴びた。「自分らしくなかった」と気持ちを奮い立たせた。
 技術面は与田投手コーチとベテラン捕手細川の助言を踏まえ、フォームのバランスなどを見直した。五回から本来の力強さと制球力を取り戻し、七回には最速156キロを計測。「全力でいった」と七〜八回は打線の援護に応えるかのように、圧巻の6者連続奪三振ショーで締めくくった。
 高い修正能力を発揮し、リーグ最速10勝目をマーク。セ・リーグでは刺激し合う存在の巨人菅野が一足先に達成していた。菅野の投球に触発され、「切磋琢磨(せっさたくま)しながらやれている」とライバルの存在を力にした。
 新人から5年連続2桁勝利を達成し、球団での5年連続2桁勝利は2009〜13年の田中(ヤンキース)以来2人目。「(則本の現在60勝に対し)田中さんは5年間に79の勝ち星を積み重ねている。残り試合でチームが勝てるように投げるだけ」。田中の後を継ぐ右腕にとって一つの通過点にすぎないようだ。(佐々木智也)


2017年07月27日木曜日


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