<楽天>藤平、修行中 3点差守れず6回KO

6回西武1死一、二塁、中村に逆転の左越え3ランを浴び、ぼうぜんとする東北楽天先発の藤平(坂本秀明撮影)

 東北楽天の藤平が一発に沈んだ。3−1の六回1死一、二塁。中村の打球が左翼席へ吸い込まれると、右腕は顔色を失った。直後に降板を告げられ、「3点を援護してくれた攻撃陣に申し訳ない」。試合後、ベンチでタオルに顔をうずめる姿が痛々しかった。
 2位を争う西武との直接対決第1戦。18歳の新人は重圧をはね返すかのように、一回に3奪三振と気迫を見せつけた。二回以降も変化球を巧みに使い、再三のピンチを切り抜けていく。五回は1点を失った後の2死満塁、秋山(八戸大出)を空振り三振に仕留めると、雄たけびを上げた。
 最大の踏ん張りどころは六回。1死からポテン安打と四球で一、二塁のピンチを招き、与田投手コーチがマウンドへ。「お前に任せた。落ち着いていけ」と首脳陣も腹をくくった。だが、中村へのフォークボールが膝元付近に甘く入り、逆転3ランという最悪の結末になった。
 勝負の怖さを痛感した敗戦だろう。藤平は「このようなことがないよう、次に向けて全力で切り替えていきたい」と成長の糧にする強い覚悟を示した。
 8月31日に3位転落後、この敗戦で2位西武とのゲーム差は最大の2.5。西武には8月初旬から1分けを挟んで9連敗となった。直接対決は残り3試合しかなく、次戦は是が非でも勝ちたい。(佐々木智也)


2017年09月14日木曜日


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