<楽天>則本9回139球 執念実る

3失点完投で13勝目を挙げた東北楽天の則本

 執念が実った。東北楽天の則本が9回139球の熱投で劇的なサヨナラ勝利を呼び込んだ。「自分が(最後まで)投げた試合でサヨナラ勝ちはなかった。今日こそはと思っていた」と仲間と喜びを分かち合った。
 力みから思うように制球が定まらず、一回は1、2番に連打を浴び、わずか4球で先制された。四回までに計3失点。エースのプライドが許さない内容とあって「六回からは最後まで投げるつもりでいた」と腹をくくった。
 フォームを修正して尻上がりの投球を見せ、これ以上の失点は許されない八回2死二、三塁では鈴木から渾身(こんしん)の外角直球で見逃し三振を奪った。
 九回は志願のマウンドだった。与田投手コーチの制止を「嫌です」と言って振り切り、梨田監督に続投を直訴。攻撃陣を鼓舞するかのような鬼気迫る投球で無得点に抑えた。
 シーズンは終盤を迎え、2位浮上に向けて一戦の重みが増す。最後までマウンドに立ち続けたエースの背中に強い覚悟がにじんでいた。(佐々木智也)


2017年09月19日火曜日


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