<楽天>則本また福岡で悲劇 4季連続200Kも「どうでもいい。ただ勝ちたかった」

7回、福田に逆転の2点二塁打を許した東北楽天先発の則本

 これほど歓喜から遠いCS進出決定が予想できただろうか。3日に同じ福岡のマウンドでサヨナラ打を浴び涙した東北楽天の則本が、またも悔やみきれない逆転負けを喫した。
 悲劇は七回、茂木の逆転3ランが出た直後に訪れた。松田の適時打で3−2に迫られた後の2死一、二塁、福田の左中間二塁打で一走松田に勝ち越しの生還を許した瞬間、その明暗があまりに残酷だった。ホームで両手を突き上げる松田の背後で、痛恨の一撃を食らった則本はやり場のない怒りをぶつけるように右手を大地にたたきつけた。21日のオリックス戦、岸がコボパ宮城のマウンドに沈んだ時と似た場面が再現された。
 福田に捉えられたのは高めに抜けた初球のフォークボール。「打たれて負けたらいい球も悪い球もない」と試合後の口調は少し投げやりだった。今季初の中5日登板、先制を許しながらも粘投を続けた七回、ウィーラーのエラーに始まったピンチをしのげず、悔恨の念が強かったのだろう。
 敗れてCS進出決定をお膳立てしてくれたオリックスが、白星を与えたのは2位西武。これでゲーム差が3に広がった。則本は八回まで投げたこの試合の四回に野茂(近鉄)以来、24年ぶりの4季連続200奪三振も達成したが、「どうでもいい。ただ勝ちたかった」と忸怩(じくじ)たる思いを口にした。(金野正之)


2017年09月25日月曜日


先頭に戻る