<楽天>勝ちにつながる盗塁を 梨田監督、収穫と課題語る

秋季キャンプで選手たちの動きを見る梨田監督=11月、岡山県倉敷市のマスカットスタジアム

 東北楽天の梨田昌孝監督が13日、報道陣の取材に応じ、4季ぶりのクライマックスステージ(CS)ファイナルステージ進出を果たした今季を振り返るとともに、来季ソフトバンクからリーグ王座を奪うための戦力的な収穫と課題を挙げた。

<外国人依存を反省>
 前半戦を首位で折り返す原動力となったのは、そろって20本塁打以上を記録したペゲーロ、ウィーラー、アマダーをけん引役に、ともにリーグ3位の135本塁打、585得点を記録した重量打線。だが、負傷離脱や不調で3人が本領発揮できなかった8月以降は6連敗や10連敗の泥沼に陥った。それだけに「今季は外国人依存症から抜け出せなかった」と反省する。
 中でもリーグ5位の42個に終わった盗塁数を問題視。「来季はせめて143試合の半分の70個ちょっとは重ねたい」と話し、中でもオコエや田中ら俊足選手に「塁に出たら自力で先の塁を陥れてもらいたい。勝利につながる盗塁をしてほしい」と期待する。来年2月の春季キャンプでも基本的な走塁技術を磨く方針だ。
 今季は野手3人と救援投手のハーマンが大半を占めた4人の外国人出場枠をどう使うかも悩みどころ。CSで宋家豪が救援陣の一角として台頭したためで「来季は状態を見ながら一番調子の良くない選手を外す」との考えを示した。宋家豪の起用でCSの出場機会が減ったアマダーには「飛距離でどんどん競争してほしい」と、長距離砲と期待されるドラフト2位新人の岩見(慶大)との切磋琢磨(せっさたくま)を求める。

<待たれる茂木復帰>
 来年3月30日のロッテとの開幕戦(ゾゾ)の先発投手の人選は、2014年以来の復帰となる佐藤投手コーチに一任し「2月のキャンプ序盤には通達していいと思う。則本か、岸か」。第2戦は今季開幕投手の美馬を早くも指名。マウンドが好相性とあって「ゾゾで美馬は外せない」と言う。
 先発陣は「できれば6人を固定させたい。候補は増え過ぎたくらいいるので」と明かす。今季先発した則本、美馬、岸、辛島、塩見、藤平、安楽、古川のほか、菅原と森への期待度が高まっている。救援陣は7人そろえたい意向で、先発陣から釜田が回りそうだ。
 一方で心配なのが、右肘を手術した茂木の復帰が待たれる遊撃手。「ぶっつけ本番で開幕戦に茂木が間に合わないようなら、三好を使うしかない」と語った。(金野正之)


2017年12月14日木曜日


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