<ファイト若ワシ>和製大砲呼び声高く 岩見雅紀外野手

「アマダーと争ってほしい」と梨田監督の期待を受ける主砲候補の岩見

 東北楽天に今年も期待の新人が加わった。育成を含めて投手4人、野手6人の計10選手。剛球右腕のドラフト1位近藤弘樹(岡山商大)や大砲候補と注目される2位岩見雅紀(慶大)ら楽しみな存在ばかり。戌(いぬ)年入団の若きイヌワシたちを紹介する。

◎楽天新人紹介 岩見雅紀外野手(23)

 「やばい。またか」。仙台市泉区の選手寮に入った5日、他の新人と玄関前で集合写真を撮ろうとした時だ。前列でしゃがみ込んだらスラックスの尻部分が悲鳴を上げ始めた。少し尻を浮かせた苦しい体勢を保って撮影を終えると、苦笑いで「危なかった」。下半身の筋力を強化したことで年末に一度破れ、補修してもらったばかりだった。
 太もも周囲は競輪選手並みの約70センチを誇る。その強靱(きょうじん)な下半身をパワー源に、慶大で昨年、東京六大学リーグの歴史に残る大砲として開花し、年間12本塁打のリーグ新記録を樹立した。
 主砲山崎が2011年限りで退団して以来、東北楽天には日本人の長距離砲が不在。「山崎2世」とも呼ばれた岩見は「どうしても欲しい選手」(長島スカウト部長)で2位指名した。
 東京六大学で岩見の通算21本塁打は歴代3位。これまでの20本以上は3人。1位23本が慶大・高橋(巨人監督)、2位22本が法大・田淵(元阪神など)、4位20本が早大・岡田(元阪神など)とそうそうたる顔ぶれだ。いずれもドラフト最上位でプロ入りし、田淵が474本、高橋は321本、岡田は247本の通算本塁打を記録。球史に残る選手となった。田淵、岡田は新人王にも輝いた。
 今後、岩見はその強打者たちと比較されるが、「そんなこと全く意識しない」と自然体だ。その上で「先輩方は大学でも最初からスーパースターだったが、自分は4年になって数字で肩を並べただけ。比較されても、わざわざ重圧に感じず、励みにすればいいだけ」。泰然自若とした大物感が既に漂う。(金野正之)

 いわみ・まさき ドラフト2位。94年7月10日生まれ。滋賀県出身。187センチ、108キロ。右投げ右打ち。滋賀・比叡山高−慶大。背番号13。


2018年01月13日土曜日


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