<楽天>岸、4回無失点 気迫みなぎる

4回無失点と好投した東北楽天先発の岸

 文句なしの投球だった。今季のホーム開幕戦で先発が見込まれる東北楽天の岸が4回を投げて2安打無失点。1日のロッテとの練習試合は3回5安打4失点と精彩を欠いただけに、梨田監督は「状態は前回よりもはるかにいい」と、ほっとした表情を見せた。
 前回の登板は直球主体だったが、今回は投じた58球の半数近くが変化球。打者に的を絞らせず、4三振のうち三つを武器である鋭いカーブで奪った。「無駄な四球もあったが、変化球でストライクが取れたのが良かった。キャンプからやってきたことが、しっかりできた」と胸を張った。
 佐藤投手コーチは「もう少しスピードが出ればいい」と注文を付けつつ、「昨日までストライクが入らないと悩んでいたのに」と修正力の高さに目を細めた。今季初めてバッテリーを組んだ嶋も「あらためていい投手だと思った」と納得した様子で話した。
 右腕はあまり多くを語らないが「3.11」の登板への特別な思いも、自身の力に変えたのだろう。「僕は東北、宮城の出身。野球でいいところを見せたいと思っている」。力強い視線に地元で日本一を目指す気迫がみなぎった。
(狭間優作)


2018年03月12日月曜日


先頭に戻る