<秋季東北高校野球・総評>聖光学院攻撃力で圧倒 花巻東1年生西舘が好投

4強のチーム成績

 福島市の福島県営あづま球場などで開かれた第70回秋季東北地区高校野球大会は18日、福島県第1代表の聖光学院が初優勝を飾って幕を閉じた。聖光学院は持ち前の攻撃力を生かして4試合で計44得点と他を圧倒した。
 チーム打率は4強トップの4割8厘。打率6割の横堀や須田を中心に、どこからでも好機をつくれる選手層の厚さが際立った。投手陣も6失点に抑え、主戦衛藤の防御率1.29と安定した投球が特に光った。
 花巻東(岩手第1)は1年生右腕の西舘が防御率1.33と好調だった。チーム打率は3割1分。決勝では4点差から追い付く粘りを見せたが、あと一歩及ばなかった。
 能代松陽(秋田第1)は4強で最多の6盗塁。機動力を生かして勝ち進んだ。主戦佐藤開は変化球を武器に3戦で計15三振を奪ったが、最後は聖光学院の強力打線につかまった。
 日大山形(山形第3)は佐藤洸が力投し、初戦では前年覇者で今夏の甲子園8強の仙台育英(宮城第1)を完封し、勝った。西島、橋本ら下位打線が健闘したが、チーム打率は2割8分3厘と伸び悩んだ。
 今大会は8強のうち5校が公立校だった。中でも、初出場の由利工(秋田第3)は初戦で弘前東(青森第2)に九回逆転勝ちする勝負強さで存在感を示した。仙台育英は好機に一本が出ず初戦敗退。見せ場をつくれなかった。
 来春の選抜大会では東北の出場枠が従来の2から3に増えた。出場が濃厚となった聖光学院、花巻東に加え、他の上位校も甲子園に行ける可能性がある。打撃力が明暗を分けた試合が多かったが、冬場の練習で全員が力を蓄え、攻守に磨きをかけてほしい。(今愛理香)


2017年10月20日金曜日


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