<センバツ>花巻東 つながる打線厚い投手陣

喜びを爆発させる花巻東の選手たち

 第90回選抜高校野球大会(3月23日から13日間・甲子園)の出場36校を決める選考委員会が26日、大阪市内で行われ、東北地区枠で昨秋の東北大会覇者の聖光学院(福島)、準優勝の花巻東(岩手)、4強の日大山形が選ばれた。戦力以外の要素を加味する21世紀枠では由利工(秋田)が膳所(滋賀)伊万里(佐賀)とともに選出された。



 花巻東は6年ぶり3度目の選抜出場を決めた。小田島順造校長から選出を伝えられた野球部員79人は「東北から日本一だ」と喜び爆発。雪の降り積もった校舎の中庭に歓声が響き渡った。
 岩手を代表する強豪校だが、最後に甲子園出場を果たした2015年夏以降は苦戦が続いた。16年夏は県大会の初戦で敗退し、昨夏も県大会3回戦で姿を消した。
 菅原主将は「勝負の怖さを知った」と振り返る。練習に臨む姿勢を見直し「足りない部分を自分たちで考え、課題を言い合えるようになった」。
 雪辱に燃えた東北大会は、決勝こそ聖光学院に惜敗したが、つなぐ打線と層の厚い投手陣で選抜切符をつかんだ。「これまでは無理に雰囲気をつくっていたが、今は日本一という言葉が自然に出てくる」と菅原主将は成長したチームに手応えを感じている。
 09年の選抜は菊池雄星投手(西武)を中心に準優勝、12年は大谷翔平投手(米大リーグ・エンゼルス)が甲子園の話題をさらった。
 佐々木監督は「スター選手はいないが、多彩な戦力がそろっている。組織力で勝ちたい」と話す。偉大な先輩でも届かなかった大旗に照準を定め、1年ながらエース格の西舘投手らが奮闘を誓う。

[花巻東]花巻市に1982年、私学同士の統合で創立された私立校。野球部創部は前身の花巻商創立時の56年。2009年春の選抜大会準優勝、同年夏の甲子園大会も4強。OBは大谷翔平投手(米大リーグ・エンゼルス)、菊池雄星投手(西武)ら。


2018年01月27日土曜日


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