<仙台六大学野球>学院大・鈴木遼 有終Vへ奮闘続く 目指すはプロ「石巻に元気を」

秋季リーグ戦2戦2勝と好調な鈴木遼=9日、東北福祉大球場

 仙台六大学野球秋季リーグで、東北学院大の主戦鈴木遼太郎(4年)=石巻市出身、石巻西高出=が2戦2勝と好投を続けている。プロ入りを目指す右腕は、力のある速球と多彩な変化球を駆使し、最後のシーズンでリーグ優勝を目指す。

 今季は防御率0.64。14回を投げて四死球わずか1と制球力の良さが光る。9日の宮城教育大戦は七回に無死一、三塁のピンチを迎えながらも落ち着いて後続を打ち取り、「冷静に直球で内角を突くことができた」と自信をにじませた。
 183センチ、83キロの長身から投げ下ろす最速150キロの速球が武器。スライダーやツーシームなどの変化球の切れも抜群だ。今季の課題は直球を低めに集めることで「重要なのは体重移動。常に気を使っている」。部員や父武史さん(49)が撮った試合のビデオでの研究を欠かさない。
 プロ入りを決意させたのは、2学年上の本田圭佑(現西武)の存在がある。リーグ戦に初登板した2年の秋季リーグは鈴木遼が2戦目の先発を任されていた。主戦の本田からは「負けたとしても3戦目で俺が何とかする」と言われ続けてきた。
 「頼もしい先輩。自分も後輩に背中でメッセージを伝えられる存在になりたい」(鈴木遼)。学院大は8月中旬に練習試合で西武2軍と対戦。登板する先輩の成長した姿に再び刺激を受けた。
 今季はチームの優勝に加え、ベストナイン入りの目標もある。その先にプロ野球入りの夢が広がる。「石巻はまだまだ復興のさなか。期待に応え、元気になれる話題を地元に届けたい」と力強く語った。(伊藤卓哉)


2017年09月13日水曜日


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