<仙台L>レギュラーS優勝消滅

仙台L−INAC神戸 後半32分 INAC神戸の海堀(左端)がファンブルした球に合わせてゴールを狙う小野

 レギュラーシリーズ第16節の3試合が行われ、3位の仙台レディース(仙台L)は仙台市のユアスタ仙台で首位INAC神戸と対戦し、3−4で惜敗した。勝ち点は33で順位は3位のまま。新潟と大阪高槻は2−2で引き分け、岡山湯郷は伊賀を1−0で下した。
 第16節最終日の2試合は19日に行われる。

終盤の猛攻及ばず

INAC神戸(40) 4 3−2 3 仙台L(33)
             1−1
▽観衆 3427人
▽得点者【I】増矢、大野2、中島【仙】有町、川村、小野

 仙台Lは終盤の猛攻も及ばず、3−4で競り負け。2節を残してレギュラーシリーズ優勝の可能性がなくなった。前半21分に有町が先制後、連続失点したが、同42分の川村のゴールで同点。その後2点差とされたが、後半25分に小野のゴールで1点差に迫った。終盤は攻め続けたが、あと一歩及ばなかった。

◎首位神戸に惜敗/手応えと悔しさ
 首位INAC神戸にあと一歩まで迫った。後半30分すぎ、ゴール前のこぼれ球に小野が飛び込み、川村がクロスに合わせてシュートを放った。しかし、同点ゴールはならず、レギュラーシリーズ(RS)優勝の可能性は消えた。
 「INAC相手にこれだけできた」。千葉監督の表情は、手応えと悔しさがあった。後半11分、2点差とされた後は互角以上の内容。「開き直った部分もあるが、縦へ向かったところが良かった」と喜んだ。
 後半25分の3点目のゴールはその象徴だ。中野から左サイドに縦パスを出し、走り込んだ井上が折り返す。中央の川村のシュートは小野がコースを変えて決まった。全員が敵ゴールにまっしぐら。3427人の観衆が沸き立ち、大声援で最後までイレブンを押した。
 ただ大黒柱の川村は冷静だった。「前半に3失点もしたら試合は勝てない。決めるところを決めるのが強いチーム。まだまだ成長が必要」と厳しく試合を振り返った。
 RSの上位6チームで争う、エキサイティングシリーズ(ES)上位リーグで年間優勝を目指す道は残っている。この試合でつかんだ自信と課題を生かしたい。(野仲敏勝)

<後半主導権取れた/仙台L・千葉泰伸監督の話>
 失点シーンがほぼ自滅だったことは反省点。しかし、後半は主導権を取れた。選手が自信を持ってくれれば、ESでINAC神戸を破ることも可能だ。なでしこリーグはINAC神戸と日テレの2強じゃないと示せた。

<小野、猛攻撃の立役者に>
 後半14分に途中出場した小野が25分、ゴールエリア内で川村の強烈なシュート性のパスを体に当てて押し込み、3点目を挙げた。「背後を突いてプレッシャーを掛け、相手の嫌なことをしようと意識した」と振り返る。終盤の猛攻撃の立役者となった。
 「点の取り合いで負けたのは悔しい」と唇をかむが、王者神戸を慌てさせたことには自信をつかんだ様子。「点を取られても追い付けるところまではできた。次の神戸戦では、絶対に勝つ」と闘志を燃やした。

 FW有町紗央里(先制弾決めるも敗戦)「勝てる試合だった。簡単に失点して敗戦した今回の経験をESで生かせるように、また頑張らないといけない」


2015年09月19日土曜日

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