<ベガルタ>ダブルボランチ安定感

ダブルボランチとして安定感を増している三田(中央)と富田(右奥)=21日、宮崎県総合運動公園陸上競技場

 J1仙台のMF富田晋伍とMF三田啓貴によるダブルボランチの安定感が増している。J1のFC東京から期限付きで移籍した三田が高い順応性を示し、富田と息の合った動きを見せる。互いに「プレーしやすい」と相性も良好。富田の相手が定まらず、中盤が安定しなかった昨季の課題は解決に向かいつつある。
 19日のミニゲームで、2人は主力組のボランチを務めた。持ち味の攻撃力を発揮しようと、やや前のめりでプレーする三田を、富田が後方でしっかり支えた。富田は得意の足技でボールを奪い、すぐさま三田へパス。三田は正確なロングキックで好機を演出した。
 三田は4年過ごしたFC東京時代、サイドハーフが主戦場だったが、目立った実績を残せなかった。仙台移籍後はFC東京U−18(18歳以下)、明大時代に経験したボランチでの起用を渡辺監督に志願。「ボランチはすごく楽しい。晋伍さん(富田)は攻守のバランスを見てくれるので、とても動きやすい」と充実感を漂わせる。
 利き足の左足から繰り出す高精度のパスと、巧みなドリブルが三田の特長だ。攻撃面に高い能力を秘める一方、守備はやや不安な面もある。本人も自覚しており、「ブロックの組み方、誰が最初に相手に当たるのかなどの意識を、徹底的に磨きたい」と気を引き締める。
 富田は三田を「ボールを展開できるし、球際に厳しい守備をしてくれる」と評価する。昨季初めて主将を務め、リーグ戦全試合にフル出場した富田自身も「レギュラーが決まっている訳ではない。競争しながら力を付ける」と向上心に燃える。
 渡辺監督は「いいコンビになってきた。それぞれの良いところを互いが尊重して、いい位置取り、連係が取れている。日に日に成熟度が高まってきた」と手応えを語った。(狭間優作)


2016年02月23日火曜日


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