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芋煮フェスの「鍋太郎」新調で日本一奪還へ

「日本一の芋煮会フェスティバル」で使われている2代目鍋太郎

 山形市の秋の風物詩「日本一の芋煮会フェスティバル」を主催する協議会が、劣化してきた直径6メートルの大鍋に代わる鍋の製作に乗り出した。岐阜県の祭りの鍋に10センチ差で大きさ日本一の座を明け渡した悔しさをバネに、首位奪還を目指して新調。30回記念開催となる3年後に披露する。

 大鍋は「鍋太郎」と呼ばれ、現在の2代目は気泡が少ない合金製。初代よりも耐久性を向上させ、1992年から活躍している。20年以上使い込み、屋外で保管していることもあって「疲労は隠せない」(協議会)状況となった。
 トップの座を失ったのは2011年。岐阜県高山市の秋の収穫祭「飛騨にゅうかわ宿儺(すくな)まつり」で、直径6.1メートルの鍋が登場した。芋煮会協議会はさらに数十センチほど大きな鍋を作る。
 製作費は2000万円以上の見込み。積み立て分の約770万円では足りず、協賛団体、企業などに支援と協力を求める。協議会は今月、プロジェクトチームを発足させ、秋までに鍋の大きさなどを決める。
 「日本一の芋煮会」は89年、山形市の市制施行100周年を記念して始まった。毎年9月に馬見ケ崎川河川敷で開かれる。初代の鍋は直径5.6メートル。当初1回限りの開催予定で、長期使用を想定していなかったため、3年で更新した。
 大鍋は里芋3トン、牛肉1.2トン、しょうゆ700リットルなどで山形風芋煮を作る。豪快な調理の様子と秋の味を求め、山形県内外から多くの行楽客が詰め掛ける。
 協議会の長瀬真一理事は「主役の大鍋が日本一に返り咲くことで、全国へのアピールにつながる」と意気込んでいる。


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2015年05月06日水曜日

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