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<蔵王山>山頂1〜2cm隆起 東北大観測

 火口周辺警報が出ている宮城、山形県境の蔵王山(蔵王連峰、1841メートル)の山頂周辺で、1〜4月にかけて1〜2センチの隆起が観測されたことが11日、分かった。隆起は東北大地震・噴火予知研究観測センターが確認した。噴火の可能性をはらんだ山体の膨張なのかどうか、センターで分析を続けている。

 観測されたのは、山頂近くにある火口湖「お釜」の10キロ四方内にある観測点7カ所のうち4カ所。衛星利用測位システム(GPS)を活用し、微小な変化も捉えることができる。東北大、仙台管区気象台、国土地理院がそれぞれ設置している。
 同センターによると、東北大がGPSの観測を始めた2013年4月以降、複数の観測点で同時期に隆起を観測したのは初めてだという。
 センターの三浦哲教授(地球物理学)は「山体の膨らみによる隆起か見かけだけの隆起かは、まだ分からない。今後、隆起の数字が大きくなっていけば、山体の膨張であり、噴火へとつながっていく過程という見方も出てくる」と話す。
 管区気象台は4月13日、お釜付近が震源とみられる火山性地震が急激に増加したのを受け、蔵王山の警戒レベルを噴火予報(平常)から火口周辺警報(火口周辺危険)に引き上げている。


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2015年05月12日火曜日

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