福島のニュース
  • 記事を印刷

<福島第1>1号機建屋カバー解体きょうから

 東京電力福島第1原発1号機の廃炉に向け、東電は15日、水素爆発で壊れた1号機を覆う建屋カバーの解体工事を始める。3号機建屋のがれき撤去時、放射性物質に汚染された粉じんが大量飛散したことから、ダストモニターによる監視を強化するなどして作業する。
 建屋周辺は放射線量が高く、作業には遠隔操作のクレーンを使う。屋根パネルに穴を開け1週間ほど飛散防止剤を散布した後、パネルの取り外しに着手。壁パネルも含め2016年度末ごろまでに撤去を終える。
 放射性物質の飛散抑制策として、強風が予想される場合などに予防的に薬剤をまき、放射性物質濃度が一定程度上昇した際は国の基準以下でも作業を中断。敷地外への影響も把握できるようモニターなど監視装置を8台から24台に増設した。建屋カバー解体後、フロアに散乱しているがれきを撤去し、使用済み燃料を取り出す。
 東電は解体に先立ち、試験的に建屋カバーの一部を取り外し飛散防止剤の効果を確かめるなど安全対策を検証していた。
 廃炉作業をめぐっては13年8月、3号機建屋のがれき撤去で敷地内の放射性物質濃度が上昇。数十キロ離れた南相馬市でコメが汚染した原因だと疑われるトラブルが起きた。


2015年05月15日金曜日

  • 記事を印刷

先頭に戻る