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「マイマイガ」幼虫、秋田県南で大発生

植物の葉に穴をあけるよう食い荒らすマイマイガの幼虫=秋田県東成瀬村

 森林害虫「マイマイガ」の幼虫が横手、湯沢両市や東成瀬村など秋田県南で大発生している。幼虫の目撃数は成虫が異常繁殖した昨年を上回る。一部農家が殺虫剤を散布して効果を上げているが、多くの地区は対策が遅れがち。農作物への被害拡大を防ぐため、早期の防除が求められている。
 マイマイガはドクガ科に属する。幼虫は糸を吐いて木にぶら下がり、葉を食い荒らす。風に乗って近くの木に移ることで被害が拡大する。大発生は一定の周期で起こるとされるが、仕組みは分かっていない。
 横手市増田地区では5月26日、約3センチに成長した幼虫がモミジなど広葉樹の葉や民家の外壁などにびっしりと張り付き、うごめいているのが見つかった。
 同地区の農業高橋佳紀さん(67)は先月15日ごろ幼虫の大発生に気付き、自宅周辺や近隣地区で有志らと殺虫剤を散布している。横手市のほか、湯沢市川連、三梨、稲庭地区や東成瀬村でも昨年以上の発生が確認されている。
 湯沢市の一部地域で殺虫剤を散布した結果、被害が抑えられた。高橋さんは「行政などが一斉駆除に乗り出してほしい」と語るが、予算などの問題から、個人が駆除せざるを得ないのが実情だ。県境を越えて被害が拡大する恐れもある。
 秋田県病害虫防除所(秋田市)は4月、今春の気温が高く推移したため、昨年以上に大発生する可能性があるとして防除対策情報を出した。担当者は「サナギになると殺虫剤の効果が低くなる。早めの駆除を心掛けてほしい」と呼び掛ける。


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2015年06月03日水曜日

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