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<避難指示>楢葉町7月6日解除見送りか

◎政府、準備宿泊延長を検討

 政府が東京電力福島第1原発事故による避難指示の解除に向け、福島県楢葉町で実施中の準備宿泊を延長する方向で検討していることが16日、分かった。4月6日に始まった準備宿泊は7月5日までの予定で、最も早い翌6日の避難指示解除は見送る可能性が高い。17日の町議会全員協議会で、準備宿泊や解除の方向性を示す。
 政府は、準備宿泊の終了時に避難指示を解除するかどうか判断するとの考えを示し、「機械的には解除しない」と説明していた。昨年10月に指示が解除された川内村東部では、準備宿泊を当面1カ月延長した。
 12日に閣議決定した福島の復興指針では、先行した地区で避難指示解除から1年で打ち切られた精神的賠償が、一律2018年3月まで支払われることが盛り込まれた。全住民が避難した楢葉町では、住宅の荒廃など帰町環境が整っていない町民も多く、賠償打ち切りが帰町の障害に挙げられていた。
 政府は新方針で課題の一つが解消されたとの考えだが、準備宿泊者が少ないことなどから、一定の猶予期間を設けて町民に本格的な準備を促すとともに、環境整備を進めるとみられる。
 楢葉町は大半が避難指示解除準備区域に指定されている。


2015年06月17日水曜日

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