福島のニュース
  • 記事を印刷

<原発PR看板>年内撤去、劣化し危険な状態

撤去が決まった原子力PR看板=4月16日

◎双葉町、展示も視野に町内で保管

 東京電力福島第1原発が立地する福島県双葉町は18日までに、町内2カ所に設置されている原子力のPR看板を計画通り撤去すると決めた。原発事故の「負の遺産」として現地保存を求める署名が提出されたことを踏まえ、将来的な展示も視野に復元可能な状態で町内に保管する。

 伊沢史朗町長は「看板は劣化し危険な状態。一時帰宅する町民の安全性を第一に考えた」と説明。「将来どうするのかは、現時点では断言できない。展示可能な施設を造ることも含めて、再現や復元ができるよう保管する」と述べた。撤去は年内の予定。
 二つの看板は帰還困難区域内にあり「原子力明るい未来のエネルギー」「原子力正しい理解で豊かなくらし」と標語が記されている。町は老朽化を理由に、本年度予算に撤去費用410万円を計上。標語を考案した大沼勇治さん(39)が現地保存を求め、6502人の署名を町に提出していた。
 大沼さんは「看板の撤去の決定は残念。町は展示方法などの具体的な計画を早く策定し、示すべきだ。倉庫に眠ったままにならないよう、町に働き掛けたい」と話した。


2015年06月19日金曜日

  • 記事を印刷

先頭に戻る