福島のニュース
  • 記事を印刷

<福島第1>汚染水漏えい対策 立ち入り調査

フランジ型タンクの解体作業を確認する廃炉協の委員ら=23日、福島第1原発(代表撮影)

 東京電力福島第1原発の廃炉工程をチェックする福島県廃炉安全監視協議会は23日、高濃度汚染水の漏えい防止対策を確認する立ち入り調査を行った。汚染水漏れの一因になっている組み立て式のフランジ型タンクの解体作業を視察。仮設の耐圧ホースが破損した現場では、ホースに替えて敷設したパイプの状況を確かめた。
 県や地元市町村の担当者と放射線防護の専門家ら21人が参加した。5月に発覚した耐圧ホースからの高濃度汚染水漏れでは、ホースの破損箇所が曲がっていたことに加え、強度が高いパイプへの交換が後回しになっていたことが東電の調査で判明している。
 東電は、耐圧ホースを使う他の139カ所でもホースが大きく曲がるなどしていたとの調査結果を報告。「2016年度中にパイプに交換したり、点検を強化したりする」と説明した。
 委員側は、東電がホースからの漏えいリスクを認識しながら点検していなかった点を重視。「作業員に基本動作を徹底させてほしい」と要望した。
 フランジ型タンクでは、13年8月に汚染水約300トンが漏れるなどトラブルが相次ぎ、東電が汚染水移送を終えた40基を16年1月までに解体し溶接型タンクへ切り替える作業を進めている。解体は5月27日に始まり、現在は5基で作業中。


2015年06月24日水曜日

  • 記事を印刷

先頭に戻る