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<メガソーラー>避難の飯舘住民主導で計画

 福島第1原発事故で全村避難する福島県飯舘村の関根松塚地区に、大規模太陽光発電施設(メガソーラー)が建設されることが26日、分かった。地元住民が計画を主導し、事業者と直接、交渉を進めてきた。年内の完成予定で、村の復興を支える施設の一つと期待されている。
 関係者によると、NTTファシリティーズ(東京)が民有地を賃借して建設する。東日本大震災復興特別区域法を活用し、約30ヘクタールの農地を転用する。出力は2万3000キロワットを見込み、東北電力に売電する予定。
 地権者は約30人で2037年まで約22年間の賃貸契約を結ぶ。賃料は1平方メートル当たり年60円で、年間総額は約1800万円。うち1割弱を行政区に拠出し、地区の復興に向けた交流会などに充てる。地権者は全員、計画に同意しているという。
 経済産業省の半農半エネモデル等推進事業として補助金の交付を受ける。年内の事業完了が補助要件のため、8月に予定する村復興整備協議会で承認され次第、造成に着手する。
 飯舘村は17年3月までの避難指示解除を目指しているが、建設予定地の農地は水利環境が良くなく、避難の長期化で耕作が困難になる可能性があることから転用することにした。
 NTTファシリティーズは「現段階でコメントできない」としている。
 同村では飯樋地区で出力1万キロワットのメガソーラー建設が進んでいる。


2015年06月27日土曜日

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