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サプリ摂取の効果は?便を解析すっきり解明

 バイオベンチャーのメタジェン(山形県鶴岡市)は7日、ビフィズス菌配合サプリメントを摂取した人の便を解析して腸内環境への影響を調べる研究を、医薬品製造の森下仁丹(大阪市)と共同で始めると発表した。両社によると、世界的に例のない研究になるという。
 サプリメントは、森下仁丹が1993年に発売した「ビフィーナ」。胃酸で溶けないカプセルを使い、ビフィズス菌を生きたまま腸に届ける。腸内細菌群「腸内フローラ」を良好にし、便通を改善する機能性表示食品として販売している。
 研究期間は1年間の見通し。数十人の被験者がビフィーナを使用し、摂取前と摂取後1週間ずつの便をメタジェンに郵送する。同社の独自技術「メタボロゲノミクス」で解析し、摂取後に腸内でどんな代謝産物が生まれたか、どんな細菌がどう増減したかなどを調べ、サプリメントの効果を科学的に明らかにする。
 森下仁丹は将来的に研究成果を活用し、腸内フローラの個人差に合わせ、ビフィズス菌や乳酸菌などを最適に配合したオーダーメード型食品の提供を目指す。
 メタジェンはことし3月、慶大先端生命科学研究所(鶴岡市)の福田真嗣特任准教授らが設立した。便をメタボロゲノミクスで解析し、健康状態を評価する「ふん便郵送解析サービス」が事業の柱で、森下仁丹が第1号の顧客となる。
 福田社長は「共同研究は企業が腸内環境の重要性に目を向ける契機になる。事業を開始できた点でも大きな意義がある」と話した。


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2015年07月08日水曜日

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