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<準備宿泊>川俣・山木屋31日から開始

 東京電力福島第1原発事故で避難区域となっている福島県川俣町山木屋地区について、国の原子力災害対策本部は10日、帰還に向けた準備宿泊を31日から3カ月間行う方針を明らかにした。古川道郎町長は避難指示の解除を「2016年春ごろ」との認識を示しており、解除時期設定への動きが加速する。
 国は今後、町と協議し準備宿泊の実施を正式に決定する。実現すれば既に解除された田村市都路地区と川内村東部、9月5日に解除される楢葉町に続いて4例目。居住制限区域を含む避難区域としては初の準備宿泊となる。
 宿泊実施の方針は10日にあった非公開の町議会全員協議会で説明された。国の担当者は理由として、除染が本年度中に完了する見込みや、電気、通信などインフラの復旧が進んだことを挙げた。宿泊が終わる時点で解除の可否を判断する。
 山木屋地区の避難指示は555世帯1192人が対象。7月18日〜8月30日にお盆の特例宿泊が続いており、そのまま準備宿泊に移行する。特例宿泊の申し込みは9日時点で、25世帯60人にとどまっている。
 全員協議会では議員から「飲料水用の新たな井戸の掘削が終わってからにすべきだ」「解除へ向けたアリバイづくりなら困る」といった批判の声が上がったという。


2015年08月11日火曜日

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