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<サブドレン>福島県漁連が容認を正式決定

 東京電力福島第1原発建屋周辺の井戸「サブドレン」から地下水をくみ上げて浄化後に海洋放出する計画について、福島県漁連は25日、拡大理事会を開き、実施容認を正式決定した。これを受け、国、東電は計画実現に向けた準備を本格化させる。放出時期は未定。
 議事の中で「本格操業後の被害賠償継続」など県漁連が示した5項目の要望に対し、国、東電側が回答書を提出。ALPS(多核種除去設備)の処理水については「関係者の理解なしに処分しない」などと表明した。
 県漁連は回答内容を「いずれも評価できる」として全会一致で容認を決めた。
 東電の計画では1日約500トンの地下水をくみ上げ、浄化装置を経由して放出する。汚染水の発生を抑制する効果が期待されているほか、未了となっている海側遮水壁の設置事業を進めることが可能になる。
 東電は今後、放出に向けて設備の調整や隣県への説明に入る。理事会後、東電福島復興本社の石崎芳行代表は「スケジュールは未定だが、安全を最優先に作業を急ぎたい」と話した。
 県漁連の正式決定を受け、全漁連の岸宏会長は25日午後、東電の広瀬直己社長や宮沢洋一経済産業相らと面会し、全漁連として計画実施を正式に容認すると伝えた。


2015年08月26日水曜日

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