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猛毒キノコ「カエンタケ」報告例相次ぐ

【写真】多賀城市で見つかったカエンタケ(仙台キノコ同好会提供)

 毒キノコのカエンタケに関する報告例が、数年前から仙台周辺で相次いでいる。ことしも多賀城市の史跡公園「多賀城廃寺跡」で高さ約5センチのカエンタケが見つかった。専門家は「触れただけでも皮膚がただれる猛毒キノコ。奥羽山脈から東に向かって広がっているのではないか」と話し、注意を呼び掛けている。

 多賀城廃寺跡で7月下旬に見つかったカエンタケは、公園を管理する市が処分した。市によると、市内でカエンタケの自生が確認されたのは初めて。
 カエンタケはオレンジや赤色で、人の指のような形が特徴。少量でも食べるとめまいやしびれ、呼吸困難を引き起こし、死に至ることもある。触れば皮膚に炎症を引き起こす。
 夏から秋にかけてブナやコナラなどナラ類の根元付近に群生し、宮城県内では仙台市太白区秋保町や青葉区の台原森林公園、川崎町などで数年前から自生している。
 キノコの生態に詳しい郡山女子大の広井勝非常勤講師(食品学)は「最も怖い毒キノコの一つ。関西での報告例が多かったが、東北南部でも急激に拡大している」と説明。「奇妙な形を面白がって触るのも駄目」と強調する。
 自治体も注意喚起に乗り出した。仙台市生活衛生課は昨年に引き続いてことしも「カエンタケにご注意!」と書かれたチラシを作成。自然愛好家が集まる催しなどで配布する予定だ。担当者は「公園などで遊ぶ際は十分気を付けてほしい」と呼び掛けている。


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2015年09月05日土曜日

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