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下水処理消化ガスで発電スタート

鶴岡市鶴岡浄化センター内で稼働したバイオマス発電所「鶴岡バイオガスパワー」

 環境衛生施設の施工管理を手掛ける「水ing」(東京)は1日、山形県鶴岡市鶴岡浄化センターで発生する消化ガスを用いたバイオマス発電所「鶴岡バイオガスパワー」を稼働させた。民間の資金とノウハウを活用し、公共下水道施設から出るガスを燃料に運営する売電事業は東日本で初めて。
 消化ガスは下水の汚泥処理時に出るメタンが主成分。市浄化センターでは1気圧、零度の条件下で年間116万立方メートル発生する。これまでガスは8割を焼却処分してきたが、今後は全量を同社に売却する。
 センター敷地に設けた発電所で年間200万キロワット時(一般家庭約560世帯分)を発電し、国の再生可能エネルギー固定価格買い取り制度を使って電気事業者に売電する。
 市にはガス売却料などとして、年間約2500万円が20年にわたって支払われる。
 発電開始の式で水ingの雨宮洋一副社長は「地球環境に優しい効率的なエネルギー利用を進め、地域密着型の事業として取り組む」と述べた。
 発電所は民設民営施設のため、市の負担はない。榎本政規市長は「ガスの売却収益で下水道事業のコスト削減が図られる。今後も地域振興につながる再生可能エネルギーの導入を推進したい」と話している。


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2015年10月02日金曜日

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