宮城のニュース

格安の電気ミニカー「佐吉」快走中

1人乗りミニカー「佐吉」と下永会長

 電気自動車製造販売のモービルジャパン(仙台市)が、1人乗りの電気ミニカー「佐吉」を開発し、今夏から販売している。価格は27万7000円で大手メーカー製の半額以下。車検がいらないなど維持費も安く、高齢者の手軽な移動手段として注目を集めそうだ。

 佐吉は電気モーターを積んだ三輪車で最高速度45キロ。フル充電時の走行距離は30〜40キロで、一般家庭のコンセントで充電できる。走行1キロ当たりの電気代は約1円。車両後部には大型のトランクとかごを備え、重さ30キロまで荷物を積める。
 原動機付き自転車として扱われ、車検や車庫証明が要らない。ヘルメットも不要。ただし運転には普通自動車免許が必要となる。
 大手メーカーの1人乗り電気自動車は60万〜80万円台が主流。モービルジャパンは生産を中国の工場に委託して価格を抑えた。
 開発を担当した下永正明会長(69)は「お年寄りのために年寄りが開発した乗り物」と説明。スーパーなどでもバイク置き場を利用できるため「近場に車で行くのは、逆におっくうだというお年寄りでも気軽に使える」と強調する。
 下永会長は東松島市でコンクリート破砕機の製造会社を営みながら、1〜3人乗りのミニカーを開発してきたが、東日本大震災で津波被害を受けて廃業。2014年に設立された電気自動車製造を専業とする今の会社で再び開発を始めた。
 下永会長は「高齢化が進む中、ミニカーは安価で気軽な乗り物としてもっと注目を集めていい。便利さを実感してほしい」と話す。連絡先はモービルジャパン022(355)9591。


関連ページ: 宮城 経済

2015年10月03日土曜日

先頭に戻る