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<避難区域>販売用コメ 原発事故後初の収穫

販売用のコメを5年ぶりに収穫する本田さん

 東京電力福島第1原発事故に伴い避難区域となっている福島県川俣町山木屋地区で5日、販売用としては事故後初めて作付けしたコメの収穫が始まった。
 町内の仮設住宅に住む農業本田勝信さん(60)の水田63アールで、ひとめぼれを刈り取る。収量は約2.5トンの見通しで、放射性物質検査で基準値を下回れば、全て東京の民間企業に販売する予定。
 本田さんの水田は2011年度末に除染が完了。12年から3年間取り組んだ試験栽培と実証栽培で、全袋検査をクリアした。
 本田さんは「味の評価はこれからだが、おいしく食べてもらえたらうれしい。再び自分のブランドで売り出せる日が来ると信じて、今後も地道にコメを作りたい」と将来を見据えた。
 初日の収穫には望月義夫環境相や古川道郎川俣町長らも参加した。望月環境相は「山木屋地区全域での営農再開に向け、除染廃棄物を一日も早く搬出できるよう努力する」と話した。


2015年10月06日火曜日

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